撮影 2010年4月6日 つくば植物園 | 撮影 2010年4月6日 つくば植物園 | 撮影 2011年8月10日 つくば植物園 |
アブラチャン(油瀝青) 別名:ムラダチ、ズサ、ヂシャ、ゴロハラ、イヌムラダチ 英名: 学名:Parabenzoin praecox クスノキ科 クロモジ属 |
・ 原産:日本。 ・ 自然分布:本州、四国、九州 ・ 落葉低木。 ・ 葉の展開に先立って枝に小花(3〜4mm程度)がかたまって(散形状に)つく。 ・ 雌花序には3〜4花付き、花被片が6個、葯の無い雄しべが6個、雌しべが1個、子房は球形。 ・ 花の色は淡い黄色。 ・ 花期は3月〜4月。 ・ 葉は薄くつやつやしていて、互生。卵形で縁にぎざぎざの無い全縁。裏は白みを帯びています。 ・ 葉の先は尖っていて、葉柄は赤みを帯びています。 ・ 秋には黄葉する。 ・ わずかですが、葉や枝に芳香があります。(枝を折ると香ります) ・ 果実は約15mmほどの球形で、9〜10月に緑黄褐色に熟し、不規則に裂開し、種子を1つ出す。 ・ 若い実は油分が多く、ゼリー状。熟すと、乳白色で固い種子になる。 ・ 雌雄別株。 ・ 幹は細く株立状になる。 ・ 樹皮は灰褐色で滑らか。小さい皮目が多い。 ・ 樹高は2m〜5mほど。 ・ 枝には油分があり、生木でも良く燃える。また粘り強い。 ・ 名前の由来:チャンとは瀝青(れきせい=タール類、ピッチのこと)。昔、果実や樹皮の油を灯油にしたことがある ・ 用途:薪炭、杖 ・ 花言葉:「はかない恋」 ・ 3月25日の誕生花。 *名前が人気の植物 「アブラチャン」は「アブラちゃん」と人に「〜ちゃん」とつけて呼ぶときの「ちゃん」と同じなので、 親しみを覚えるのか、観察のため来園している中・高生達が 「アブラちゃんだ」と言ってはゲラゲラ笑っている光景によく出合います。 |
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