撮影 2010年9月29日 つくば植物園
 
ギンモクセイ (銀木犀)

英名:Fragrant olive  学名: Osmanthus fragrans Lour. var. fragrans  モクセイ科 モクセイ属

・ 原産地は中国。日本へは、寛永年間に渡来しました。
・ 耐寒性常緑低木。
・ 栽培適地は関東以南。
・ 開花時期は、 9月下旬〜10月中旬。園芸品種の四季咲きギンモクセイは。9〜12月、3〜6月。
・ 樹高:3m〜6m。
・ 花の色は、白。
・ 花径5mmほどの小さい花がかたまって咲きます。
・ 葉には光沢がありやや厚手で縁にぎざぎざがあります。
・ 名前の由来:ギンモクセイ(銀木犀)の、ギン(銀)は花色に由来しています。
 モクセイ(木犀)は、幹肌が皮膚の堅い動物の犀(さい)に似ることから。
・ 用途:庭植え、鉢植え、生垣、公園樹。 ・ 花言葉は、「初恋」、「高潔」
・ 11月1日の誕生花。

*モクセイ(木犀)は、モクセイ科モクセイ属に属する常緑小高木の総称。
  単に「木犀」と言う場合は、ギンモクセイを指すことが多い。
*モクセイ属には、ギンモクセイのほか、キンモクセイ、ウスギモクセイ、
  ヒイラギ、ヒイラギモクセイなどがあります。

見分けるポイント

・ギンモクセイ
 葉はやや大きめで、少しギザギザがある。
 10月頃、白い花が咲く。
 花は小枝状のものを出したその先端に咲く。
 1ヶ所から束になって咲く。キンモクセイに比べて花が少ない。
 かすかないい香り。

・キンモクセイ(ギンモクセイの変種)
 葉は薄く波打つ。細かな鋸歯(きょし)があるか、全縁(ぜんえん)。
 花はオレンジ色で芳香が強い。
 樹皮(じゅひ)にはコルク質のコブがある。

・ウスギモクセイ(ギンモクセイの変種)
 葉は全縁(ぜんえん)または多少の鋸歯(きょし)がある程度。質は薄く波打つ。
 花は淡い黄色でやや大きい。

・ヒイラギモクセイ(ギンモクセイとヒイラギの雑種)
 全縁の葉はほとんどない。(葉のふちにはギザギザがある)
 キンモクセイにくらべると幅が広く、厚みがある。
 樹皮(じゅひ)にはコルク質のコブがある。 縦に裂け目ができる。

*雌雄異株である。
 キンモクセイとギンモクセイは、日本に雄木しかないといわれ、まったく結実しない。
 ウスギモクセイは雌雄両方あるようで、わりと果実を付けやすい。
 ヒイラギモクセイは、もともと雄木しか無いらしい。

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