撮影 2010年7月12日 つくば植物園

  ハマゴウ (浜栲)  別名:ハマハイ、ハマボウ

学名:Vitex rotundifolia   シソ科(旧クマツヅラ科) ハマゴウ属

 ・ 原産地:日本。
 ・ 日本では、東北地方南部〜四国・九州・沖縄の分布。
 ・ アジア東南部から南大西洋、オーストラリアにも分布している。
 ・ 比較的暖かく、海岸の日当たりのよい場所に自生する。
 ・ 常緑の低木。
 ・ 茎は地面を這い、半ば砂に埋もれて伸びる。高さ約10cm。
 ・ 花を咲かせるときには先端部が立ち上がって、高さ60cmほどになる。
 ・ 花期は7月中旬〜9月。
 ・ 一つずつの花は唇形で芳香のあり、直径は1cm〜1.5cmです。
 ・ 長さ4cm〜10cmほどの円錐花序(注1)をつくる。
 ・ 花の色:青紫色。
 ・ 葉は楕円形で、裏面は白い毛で被われ、対生。長さ2〜5cm。
 ・ 葉はまれに3出複葉(注2)になるものもある。
 ・ 球形で硬い核果(水分を多く含み中に種が1つある)が淡い黒色に熟する。
 ・ 名前の由来:浜を這って繁茂する様子からハマホウの古名があり、これらが転訛したもの。
 ・ 用途:葉や樹皮からお香や線香に使われたり、灰汁は染料、実は薬用となる。
 ・ 花言葉:「愛の喜び」。
 ・ 8月23日の誕生花。

 *別名のハマボウという名はアオイ科にもハマボウがあるので混同しないよう注意。

 *(注1)円錐花序とは
   花軸が何度も枝分かれして、多数の小花を付ける花序で、
   花序の下の部分ほど分枝回数が多く、全体的に見ると円すい状になるもの。

   例:イネ、ウツギ、タケニグサ、ネズミモチ、ナンテン、サルスベリ、セイタカアワダチソウなど。

 *(注2)3出複葉とは
     参照図:「やまぐち総合教育支援サイト」



 
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