撮影 2014年9月19日 つくば植物園

  イワダレソウ  (岩垂草) 

英名::Frogfruit, Turkey tangle fogfruit, Matgrass, Capeweed   学名: Phyla nodiflora  クマツヅラ科 イワダレソウ属

 ・ 原産地:日本。
 ・ 本州(関東地方南部以西)、四国、九州、沖縄 に自然分布。
 ・ 日当たりのいい海岸の砂浜や岩地に生えるほふく性の多年草。
 ・ 花期:7月〜10月
 ・ 葉の付け根から10〜20cmの花柄が伸びて立ち上がり、その先端に楕円形の太く短い花序(注)が付く。
 ・ 花序の苞葉(注)の間に小さい花を沢山つける。花冠(注)はやや唇形で径約2mm。
 ・ 花の色は、ほんのり薄いピンク色。
 ・ 茎は細長く、基部で枝分かれして地表を這い、節々から根を下ろす。
 ・ 各節から対生して葉を出す。
 ・ 葉は対生し倒卵状楕円形、長さ1〜4cm、幅5〜18mm。上半にあらい鋸歯がある。
 ・ 草丈:7cm〜10cmほど。
 ・ 果実は2個に分かれ、広卵形で長さは約2mmになる。
 ・ 名前の由来:岩場に垂れるようにして繁殖する(実際は茎が地を這う)ことから。
 ・ 花言葉:「忍ぶ恋」

 *より小さいが花が目立つヒメイワダレソウが園芸用に栽培されている。

 *イワダレソウとヒメイワダレソウを交配して作出されたクラピアという品種があり、グラウンドカバーとして利用されている。

 注)苞葉(ほうよう):花芽を包む葉。苞葉とも書き,単に包(苞)ともいわれる。

   花冠: 一つの花の花弁(花びら)全体。一般に花と呼んでいる部分。

   花序:花のついた茎全体または茎に対する花のつき方。(参考サイト http://ads3d.com/dic/plant/dic/kajyo_.html)
 

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