撮影 2010年3月17日 守谷市「十割そば」庭園
 
  カンザクラ(寒桜) 別名:アミガサユリ

学名: Prunus kanzakura   バラ科 サクラ属

	・原産地は中国。落葉小高木。
・オオシマザクラまたはヤマザクラとカンヒザクラの交雑種です。
・花期は2月〜3月上旬。早く開花する桜の品種の一つです。
・花の大きさは2cm〜2.5cm程度で、花びらは5枚。.
・花色:薄紅色。花色はソメイヨシノに似た感じだが、ほんの僅かピンク色が濃い。花の咲き方:一重。
・萼筒(がくとう)は鐘形、萼片は卵状三角形。
  ・葉は互生。長楕円形で、先はやや尾状になります。
  ・葉はカンヒザクラに比べるとやや小さめ。長さは10cmほどです。
  ・葉の縁にはギザギザのやや鋭い「重鋸歯」があります。表面は濃いめの緑色。
  ・葉柄に毛がありません。ソメイヨシノだと柄に毛があります。

      *カンザクラの特徴
       ・ガク筒が鐘形で、途中でキュッとくびれ、先は5つのガク片にわかれます。
       ・冬芽は濃い赤褐色。
       ・枝の皮目もよく目立ちます
       ・カンヒザクラと同じく下向きに咲く。
       ・花の色はカンヒザクラよりはずっと淡い。
       ・ほぼ平開にちかくなります。
       ・一重咲き。

      *カンヒザクラの特徴
       ・サクラの仲間では断トツの色の濃さで、
       ・半開きの花が下向きに垂れ下がります。

      *ソメイヨシノの特徴
       ・オオシマザクラとエドヒガンの雑種です。
       ・淡いピンク色の花を枝いっぱいに咲かすことにあります。
       ・エドヒガンより大きい一重の花です。
       ・若枝や花の柄に毛が生えているのが見える。
       ・葉が出る前に花が開く。

      *エドヒガンの特徴
       ・筒状のガクの下が丸く膨らむのは他のサクラと異なる特徴です。
        (エドヒガンの品種であるシダレザクラも同じ特徴があります。)
       ・花はソメイヨシノより一回り小さい。
       ・花色は白から淡紅色まで変化に富む。
       ・ソメイヨシノと同じく花柄に毛がある。

      *ヤマザクラ
       ・淡いピンク色の花と赤い葉がポイント。
       ・葉と花を同時に開く。
       ・無毛。

      *オオシマザクラ
       ・白い花に緑色の葉がポイント。
       ・葉と花を同時に開く。やや大きめの一重の花(八重もある)。
       ・緑の葉は先が芒状に長く尖っている。
       ・無毛。
       ・香りがある。
       ・桜餅を包む皮として利用される。

      *オオヤマザクラ
       ・ヤマザクラ同様に若葉は赤味を帯びますが、
       ・花色が一段と濃いピンク色になる。
       ・花と葉はヤマザクラより一段と大きい。

      *サトザクラ(里桜)
       ・オオシマザクラを主として、ヤマザクラ、オオヤマザクラなどとの
        間で交配が繰り返され、品種改良された品種の総称。
        大輪の八重咲きの花が咲くものや、黄緑色で八重咲きの花が咲く桜など、
        一重や八重、菊咲きといった花の開き方から、花色の濃淡や香りなど変化に富んだ品種が多数ある。

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