・原産地は中国。落葉小高木。
・オオシマザクラまたはヤマザクラとカンヒザクラの交雑種です。
・花期は2月〜3月上旬。早く開花する桜の品種の一つです。
・花の大きさは2cm〜2.5cm程度で、花びらは5枚。.
・花色:薄紅色。花色はソメイヨシノに似た感じだが、ほんの僅かピンク色が濃い。花の咲き方:一重。
・萼筒(がくとう)は鐘形、萼片は卵状三角形。
・葉は互生。長楕円形で、先はやや尾状になります。
・葉はカンヒザクラに比べるとやや小さめ。長さは10cmほどです。
・葉の縁にはギザギザのやや鋭い「重鋸歯」があります。表面は濃いめの緑色。
・葉柄に毛がありません。ソメイヨシノだと柄に毛があります。
*カンザクラの特徴
・ガク筒が鐘形で、途中でキュッとくびれ、先は5つのガク片にわかれます。
・冬芽は濃い赤褐色。
・枝の皮目もよく目立ちます
・カンヒザクラと同じく下向きに咲く。
・花の色はカンヒザクラよりはずっと淡い。
・ほぼ平開にちかくなります。
・一重咲き。
*カンヒザクラの特徴
・サクラの仲間では断トツの色の濃さで、
・半開きの花が下向きに垂れ下がります。
*ソメイヨシノの特徴
・オオシマザクラとエドヒガンの雑種です。
・淡いピンク色の花を枝いっぱいに咲かすことにあります。
・エドヒガンより大きい一重の花です。
・若枝や花の柄に毛が生えているのが見える。
・葉が出る前に花が開く。
*エドヒガンの特徴
・筒状のガクの下が丸く膨らむのは他のサクラと異なる特徴です。
(エドヒガンの品種であるシダレザクラも同じ特徴があります。)
・花はソメイヨシノより一回り小さい。
・花色は白から淡紅色まで変化に富む。
・ソメイヨシノと同じく花柄に毛がある。
*ヤマザクラ
・淡いピンク色の花と赤い葉がポイント。
・葉と花を同時に開く。
・無毛。
*オオシマザクラ
・白い花に緑色の葉がポイント。
・葉と花を同時に開く。やや大きめの一重の花(八重もある)。
・緑の葉は先が芒状に長く尖っている。
・無毛。
・香りがある。
・桜餅を包む皮として利用される。
*オオヤマザクラ
・ヤマザクラ同様に若葉は赤味を帯びますが、
・花色が一段と濃いピンク色になる。
・花と葉はヤマザクラより一段と大きい。
*サトザクラ(里桜)
・オオシマザクラを主として、ヤマザクラ、オオヤマザクラなどとの 間で交配が繰り返され、品種改良された品種の総称。
大輪の八重咲きの花が咲くものや、黄緑色で八重咲きの花が咲く桜など、
一重や八重、菊咲きといった花の開き方から、花色の濃淡や香りなど変化に富んだ品種が多数ある。
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