撮影 2010年4月30日  実家の裏山
 
  クロバイ (黒灰) 別名:トチシバ、ソメシバ、ハイノキ

学名:Symplocus prunifokia ハイノキ科 ハイノキ属

・ 原産地:日本、朝鮮半島南部。常緑高木。
・ 関東以西の本州、四国、九州、沖縄に分布。
・ 丘陵地の山頂や尾根などの乾燥した立地に生育する。
・ 樹皮は黒褐色。 皮目がある。
・ 花の色:白。
・ 花期は4月〜5月。
・ 前年枝の葉腋に長さ5cm〜8cmの総状花序を出し、白い花を多数つける。
・ 花径:1cmほど。
・ 果実は核果で卵状楕円形。 長さ約8mm。 黒紫色に熟す。
・ 果期:11月〜1月。
・ 葉は単葉で互生。 葉身は長楕円形。 長さ4〜8cm、幅2〜3cm。
・ 葉縁は低い鋸歯。 葉は革質で光沢があり、葉の先端が伸びている。
・ 樹高は、10m前後。
・ 名前の由来:樹皮が黒みを帯び、この木の枝葉を焼いて
  染め物に使う灰を作るのに使われたからとのことです。
・ 別名のソメシバも染め柴(燃やす木)から来ているそうです。
・ 用途:用材(細工物)、染料(灰)。

*同属にシロバイがあります。
 クロバイと大変似ていて区別が難しい。
 見分け方は、
 クロバイの花期が4月〜5月に対し、クロバイは8月〜9月。
 クロバイには無い主脈上と葉柄にのみ微細な短毛がある。
 シロバイの樹皮は淡黄褐色〜淡褐色、ときに灰白色。

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 山に白い花を一面に咲かせた大木が点在しているのが目に付きます。
 花に興味を持つまでは、気付かなかった風景です。
 この時期に咲く花木を調べて、これがクロバイだと知りました。


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