セイヨウトチノキ(マロニエ)

撮影 2014年5月16日 つくば植物園


撮影 2009年5月27日 つくば植物園
木肌の説明板
撮影 2009年5月27日 つくば植物園
説明板

セイヨウトチノキ (西洋栃の木) 別名:マロニエ

英名:"Horse-chestnut 学名:Aesculus hippocastanum  トチノキ科 トチノキ属

 ・ 原産地:ギリシア、アルバニア、マケドニア共和国、セルビア、ブルガリア等、バルカン半島。明治の中頃新宿御苑に渡来。
 ・ 分布:温帯地域では、世界中で広く栽培されている。
 ・ 落葉高木。
 ・ 20個から50個の小花からなる円錐花序形の花穂を形成し、長さは10cm〜30cmになる。
 ・ 個々の花の直径は:1.5cmほど。
 ・ 花の色は花は白、赤い斑点がある。
 ・ 花期:5月。
 ・ 果期:10月。
 ・ 果実は緑色で柔らかいとげのあるカプセル状で、通常1つのトチの実と呼ばれるナッツのような種子を持つ。
 ・ トチの実は直径2cmから4cm、光沢のある茶色であり、底に白色の跡がある。
 ・ 樹高:10m〜20m。
 ・ 葉は大形の掌状で、小葉は7個。(トチノキも7個、ベニバナトチノキは5個)
 ・ 名前の由来:西洋原産のトチノキの意味。
   別名の「マロニエ」はフランス語名"Marronnier"に由来する。
 ・ 用途:公園樹や街路樹、材木。
 ・ 花言葉:「贅沢」、「博愛」

 *近縁種に日本原産のトチノキがあります。
 *アメリカ産のアカバナトチノキとセイヨウトチノキの交配種がベニバナトチノキ

 *果皮による識別法
 ・ トチノキの果皮には棘がない。
 ・ ベニバナトチノキの果皮には短い棘がある。
 ・ セイヨウトチノキ(マロニエ)の果皮には更に長い棘がある。

 *花序による識別法
 ・ トチノキ:花序が全体的に少し細い。
 ・ ベニハナトチノキ:花色が、赤みを帯びたピンク色。
 ・ セイヨウトチノキ:少し赤みをおびた白花が集まり、20cmほどにもなる大きな円錐形の花を、枝先にたくさん咲かせる。
 ・ アカバナトチノキ:北アメリカ原産で、花色は鮮やかな赤い色。

 *パリのシャンゼリゼ通りで街路樹として植えられ、「マロニエの並木道」として有名です。

 
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