2015年10月31日 つくば植物園 |
ナツハゼ (夏黄櫨) 別名: 英名: 学名:Vaccinium oldhamii ツツジ科 スノキ属 |
・ 原産地:日本、朝鮮半島、中国。 ・ 全国の山地・丘陵地に生育する広葉落葉低木。 ・ 新枝の先に3〜4cmの総状花序をつけ、下向きに多数の花を咲かせる。 ・ 萼筒は腺毛が散生する杯形で、先端は5裂し裂片は三角形となり先端は鋭くとがる。 ・ 花冠は赤みを帯びた黄緑色で、長さ4〜5mm鐘形で、先は浅く5裂し反曲する。 ・ 雄しべは10本。 ・ 花期:5月〜6月。 ・ 樹高:1.5〜3mになる。 ・ 樹皮は灰褐色で縦に裂け、薄い縦長の裂片となってはがれ落ちる。 ・ 若い茎は赤褐色で稜があり、曲がった短い軟毛と開出した腺毛が生える。 ・ 葉は1〜2mmの葉柄を持ち、互生する。 ・ 葉は、卵状楕円形で、長さ4〜10cm、幅2〜5cm。 ・ 葉の先は鋭くとがり、縁は全縁、葉の両面に全体に粗い毛がまばらに生える。 ・ 果実は球形で径約7mmで液果、黒色に熟し、食用になる。 ・ 果実期は、9月〜10月。 ・ 用途:庭植え、果実を生食。 ・ 名前の由来:夏にハゼノキのような紅葉が見られることから名づけられた。 ・ 花言葉:ー * ナツハゼ:若枝や花序、葉の縁に腺毛(注1)がある。果実が黒色に熟す。 * アラゲナツハゼ:若枝や花序、葉の縁に腺毛が無い。葉の裏側には荒い毛が密集する。果実は藍色に熟す。 注1:腺毛とは、植物の表皮に生じる毛のような突起物で、特殊な液体を分泌するもの。 先端の膨らんだ棍棒(こんぼう)状のものが多い。食虫植物が消化液を出す毛、花の蜜腺の毛など。 注2:荒い毛とは、茎や葉などの面に対して直角に伸びている毛で触ると痛い。 |
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