撮影 2017年6月27日 つくば植物園

  ヤナギラン (柳蘭)  別名:

英名:Fireweed 学名:Chamerion angustifolium   アカバナ科 ヤナギラン属

・ 原産地:ヨーロッパ・アジア・北アメリカなどの北半球の温帯地域や寒地に広く分布。
・ 日本では北海道・本州以北の亜高山帯から山地帯の草地や礫地に分布する。
・ 多年草。
・ 花期は7月〜9月。
・ 総状花序に下から順に咲く。
・ 花の大きさは直径約花径3〜4cmで花弁は4枚、萼片も4枚。
・ 雄しべは8本、雌しべは1本で、柱頭は4つに裂ける。
・ 花の色:赤、ピンク、白。
・ 葉は互生。
・ 葉葉の長さは5〜8cmくらいの長い披針形で、縁には小さなぎざぎざ(鋸歯)がある。
・ 草丈:50〜100cm。ほとんど枝分れせずまっすぐ上に伸びる。
・ 果実は朔果(注1)で、中には毛の生えた白い種子がたくさん入っている。
・ 名前の由来:葉が柳に似ていて、花をランにたとえたことによる。
・ 花言葉:「集中する」、「焦点」。

*(注1)さく果(さくか)とは
   果実が熟して種を覆う果皮が裂け、種が飛び散る果実のこと。
   例:アサガオ、ホウセンカ、ケシなどにみられる。

*アカバナ科には次のような属があります。
  アカバナ属     - アカバナ、エゾアカバナ
  ヤナギラン属    - ヤナギラン
  ミズタマソウ属   - ミズタマソウ、ウシタキソウ、タニタデ
  イロマツヨイ属   - ゴデチア
  チョウジタデ属   - チョウジタデ、ミズキンバイ、ミズユキノシタ、
               アメリカミズユキノシタ、タゴボウモドキ、ヒレタゴボウ
  マツヨイグサ属   - マツヨイグサ、オオマツヨイグサ、ツキミソウ、ヒルザキツキミソウ、
                アカバナツキミソウ、ユウゲショウ
  ガウラ属       - ヤマモモソウ



 
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