アケビ、シロバナアケビホザキアケビ


アケビ

撮影 2010年4月6日 つくば植物園撮影 2012年4月18日 つくば植物園

アケビ (木通、通草) 別名:

英名:chocolate vine、five-leaf Akebia  学名:Akebia quinata  アケビ科 アケビ属

・ 原産地:日本〜中国
・ アケビ科の蔓性落葉低木の一種。また、アケビ属の総称としてアケビと呼ぶ事もある。
・ 花期:4月〜5月。
・ 花の色:淡紫色。
・ 木は雌雄同株ですが花は雌雄異花です。
・ 花被は3枚で、雄花の中央部には6本の雄しべがミカンの房状に、
  雌花の中央部にはバナナの果実のような6〜9本の雌しべが放射状につく。
・ 葉は5つの楕円形の小葉が掌状につく複葉で、互生する。
・ 茎は蔓になって他物に巻き付き、古くなると木質化する。
・ 果実
  大きさは、10cm前後。
  10月頃に熟して淡紫色に色づく。
  成熟した果実は熟してポッカリと口をあけ、中から半透明の果肉をのぞかせます。
・ 名前の由来:熟すと果実の口があくので、「開け実」と名付けられたという説や
         果実の色に由来して「朱実(あけみ)」とするなど、様々な説があるようです。
・ 用途:食用、蔓は、籠を編むなど工芸品の素材、茎は漢方薬(利尿、抗炎症)

  *アケビ科アケビ属
 ・ホザキアケビ(穂咲きアケビ)
 ・アケビ                小葉が5枚。鋸歯の無い全縁
 ・ミツバアケビ(三つ葉アケビ)  小葉が3枚。葉はアケビより大きく、鋸歯がある。
 ・ゴヨウアケビ(五葉アケビ)     アケビとミツバアケビの雑種。小葉は5枚で鋸歯がある。
 ・シロバナアケビ(白花アケビ)  アケビの園芸種。花が白い。

*アケビ科ムベ属
 常緑のムベ(ムベ属)があります。

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 シロバナアケビ


シロバナアケビ

撮影 2010年4月16日 小石川植物園

撮影 2018年10月30日 つくば植物園

シロバナアケビ (白花木通)

学名:Akebia quinata cv. leucantha   アケビ科 アケビ属

・ 原産地:本州、四国、九州、琉球列島、朝鮮半島南部、台湾、中国、インド、マレーなどに分布。
・ ツル性常緑小高木。
・ アケビの園芸品種です。
・ 花期は4月〜5月。
・ 花弁に見えるには萼片で雄花と雌花がある。
・ 雄花は花序の先にまとまってつき、雌花は雄花の下につく。
・ 葉は葉柄があり5小葉、小葉は3〜6cmの長楕円状倒卵形で縁は全縁。

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 ホザキアケビ


ホザキアケビ

撮影 2012年5月16日 つくば植物園

 
ホザキアケビ (穂咲きアケビ)

学名:Akebia longeracemosa Matsum   アケビ科 アケビ属

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