撮影 2010年4月15日 徳島市文化の森公園撮影 2011年12月22日 つくば植物園


ムベ (郁子) 別名:トキワアケビ(常葉通草)

学名:Stauntonia hexaphylla  アケビ科 ムベ属

・ 日本の本州関東以西、台湾、中国に生える。
・ 花期は4月下旬〜5月。
・ 花の色は白〜淡いクリーム色で中心に紅紫色の筋が入ります。
・ 萼(がく)が花弁状になった小花を葉の付け根に5輪前後固まって咲かせます。
・ 花には雌雄があり、芳香を発し、形は細長く、剥いたバナナの皮のようです。
・ 10月に長さ5cm〜7cmの楕円形の果実が赤紫に熟す。
  この果実は同じ科のアケビに似ているが、果皮はアケビに比べると薄く柔らかく、
  心皮の縫合線に沿って裂けることはない。
  内側に、半透明の果肉をまとった小さな黒い種子が多数あり、その間には甘い果汁が満たされている。
・ 柄のある3〜7枚の小さな葉が集まって長い柄の付いた形(掌状複葉)。
・ 小葉の葉身は厚い革質で、深緑で艶があり、裏面には、網状の葉脈がある。
・ 雌雄同株。晩春、葉腋(ようえき)に緑白色の花を数個ずつつける。
・ 用途:盆栽や日陰棚にしたてる。食用となる。茎や根は野木瓜(やもっか)という生薬で利尿剤となる。
・ 花言葉:愛嬌
・ 11月7日の誕生花

*ムベとアケビとの違い
 ・ムベの葉は革質で厚いがアケビの葉は柔らかく薄い。
 ・ムベの実は形はアケビに似ていますがムベは熟しても裂けないところが違います。
 ・ムベはアケビと違い冬でも緑の葉があります(常緑)。

*ムベの小葉は木が生長していくにつれて3枚→5枚→7枚と増えていくので昔から縁起の良い樹とされています。

 
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