撮影 2012年10月10日 つくば植物園

アマミクサアジサイ (奄美紫陽花)

学名:Cardiandra amamiohsimensis   アジサイ科(旧ユキノシタ科) クサアジサイ属

・ 鹿児島県の奄美大島と沖縄県の西表島、台湾、中国。
・ 渓流沿いの岩場や湿った崖に生育する。多年草。
・ クサアジサイの原種。
・ 絶滅危惧植物。
・ 草丈は30〜60cmで、茎及び葉に微毛を生やす。
・ 葉は互生、長楕円状披針形で先端は尖る。
・ 花序は円錐花序(注)で、茎の頂端につく。
・ 花は3〜5mmほどの花を多数付ける。装飾花をつけない。
・ 花の色は白と淡い紅色。
・ 開花期:9月〜10月。
・ 名前の由来:奄美に生息する草本性のアジサイ。
       
*クサアジサイ属は、次の3種があります。
 ・オオクサアジサイ  :西表島に分布し、中性花を持つ。
 ・アマミクサアジサイ :奄美大島に分布し、中性花を持たないので区別できる。
 ・クサアジサイ     :本州及び九州に分布し、中性花は3枚のがく片からなる。

*アジサイの仲間ではクサアジサイ属だけが葉を互い違いにつける(互生)である。

注:円錐花序とは、
 下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる。

アジサイ各種

        
 
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