撮影 2010年3月26日 つくば植物園
 
  エドヒガン(江戸彼岸) 別名:アズマヒガン、ウバヒガン、タチヒガン 

学名: Cerasus spachiana Lavalee ex H.Otto var. spachiana forma ascendens (Makino)   バラ科 サクラ属

	・原産地は日本。落葉高木(15m〜20mほど)。
・花期がソメイヨシノより1週間〜10日ほど早い。(3月〜4月)
・花びらは5枚で一重。
・花色:薄い紅色〜白。
・萼の付け根が丸く膨らんでいるため見分けやすい。
・葉より先に花が咲き、葉は楕円形で長辺が5〜10cm。
・樹皮は縦に裂け、枝はやや細め。
・名前の由来:彼岸ごろに花を咲かせる
・用途:庭植え、花材

      *エドヒガンはソメイヨシノの片親としても知られている。
      *エドヒガンの枝垂れるものが「シダレザクラ」

      *ヤエベニシダレの同属にベニシダレとシダレザクラがあります。
       ・ベニシダレ(紅枝垂れ)は一重咲きで花の色が濃い。
       ・シダレザクラ(枝垂桜)は一重咲きで花の色が薄い。

      *オオシマザクラの特徴
       ・白い花に緑色の葉がポイント。
       ・葉と花を同時に開く。やや大きめの一重の花(八重もある)。
       ・緑の葉は先が芒状に長く尖っている。
       ・無毛。
       ・香りがある。
       ・桜餅を包む皮として利用される。

      *カンヒザクラの特徴
       ・サクラの仲間では断トツの色の濃さで、
       ・半開きの花が下向きに垂れ下がります。

      *カンザクラの特徴
       ・ガク筒が鐘形で、途中でキュッとくびれ、先は5つのガク片にわかれます。
       ・冬芽は濃い赤褐色。
       ・枝の皮目もよく目立ちます
       ・カンヒザクラと同じく下向きに咲く。
       ・花の色はカンヒザクラよりはずっと淡い。
       ・ほぼ平開にちかくなります。
       ・一重咲き。

      *ソメイヨシノの特徴
       ・オオシマザクラとエドヒガンの雑種です。
       ・淡いピンク色の花を枝いっぱいに咲かすことにあります。
       ・エドヒガンより大きい一重の花です。
       ・若枝や花の柄に毛が生えているのが見える。
       ・葉が出る前に花が開く。

      *エドヒガンの特徴
       ・筒状のガクの下が丸く膨らむのは他のサクラと異なる特徴です。
        (エドヒガンの品種であるシダレザクラも同じ特徴があります。)
       ・花はソメイヨシノより一回り小さい。
       ・花色は白から淡紅色まで変化に富む。
       ・ソメイヨシノと同じく花柄に毛がある。

      *ヤマザクラ
       ・淡いピンク色の花と赤い葉がポイント。
       ・葉と花を同時に開く。
       ・無毛。

      *オオヤマザクラ
       ・ヤマザクラ同様に若葉は赤味を帯びますが、
       ・花色が一段と濃いピンク色になる。
       ・花と葉はヤマザクラより一段と大きい。

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