撮影 2010年5月14日 小石川植物園

  
ギンロバイ (銀露梅)  別名:ハクロバイ(白露梅)

英名 Shrubby cinquefoil  学名:Potentilla fruticosa var.leucantha  バラ科 キジムシロ属(ポテンティラ属)

・ 原産:日本、中国。 
・ 日本での分布:本州(南アルプス・大台ケ原)・四国(剣山・石立山)に稀に自生する。
・ 落葉小低木。
キンロバイ(金露梅)の白花種。
・ 花期は5月〜6月。(高山では6月〜8月)
・ 花弁は5枚で雌しべ、雄しべともに沢山あります。
・ 花は白色で、径2cm〜3cm。
・ 花柄やがく片には毛が密生します。
・ 葉は複葉で、5枚の小葉を持つ。小葉は長楕円形で長さ3cm〜10cm。
・ 樹高:30cm〜1mほど。幹は曲がりくねって伸びます。
・ 樹皮は赤褐色で古くなると紫褐色になり薄くはがれ落ちます。
・ 名前の由来:黄花のキンロバイ(金露梅)に対して白い花なので銀と付けられました。
・ 属名のPotentilla(ポテンティラ)は、ギリシア語の「potens(力)」の意で、
  英語のpotent「力のある」「薬効のある」ことからきているそうです。
・ 用途:鉢植え、盆栽、公園・庭園の植え込み、。
     

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*ギンロバイの自生地は本州の南アルプスや四国で、キンロバイは
  北海道・本州中部以北の標高の高い場所と地域がことなります。
*キジムシロ属は世界に500種近くありますがキンロバイ、ギンロバイ
 だけが茎が木質化し低木となり、そのほかはすべて多年草です。
*キジムシロ属にはキンロバイ、ギンロバイの他、キジムシロ、オヘビイチゴ、
 ヒメヘビイチゴ、カワラサイコなどがあります。
*キンロバイ、ギンロバイをキンロバイ属と独立させた文献もあります。
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