撮影 2010年9月29日 つくば植物園

  ハマツルボ (浜蔓穂)  別名:

学名:Scilla Scilloides var. litoralis   クサスギカズラ科(旧ユリ科) ツルボ属

 ・ 原産地:日本。
 ・ 山野に咲くツルボの海岸型変種。
 ・ 海岸沿いの日当たりの良い場所に生える。
 ・ 多年草。
 ・ 花期は9月〜10月。
 ・ 20〜40cmの花茎が立ち、その先端に4〜7cmの穂のような総状花序をつける。
 ・ 一つずつの花の大きさは6〜7mmです。
 ・ 花の色:淡い紫色。
 ・ 葉は線形で、基本種に比べて分厚く、幅も広い。長さは8cm〜22cm。幅5cm〜13cmほど。
 ・ 果実(朔果-注2)が付き、熟すと中から黒くて細長いタネが出てきます。
 ・ 球根は長さ2〜3cmで、葉っぱが肥大して重なり、球根状になったいわゆる鱗茎です。
 ・ 名前の由来:浜に咲くツルボ。

 *(注1)総状花序とは
  長く伸びた一本の花軸(かじく)に、多数の花柄(かへい)のある花を付ける花序(かじょ)のこと。
  ジギタリス、エビネ、フジ、リョウブ、ヤマゴボウ、ギボウシ、ヒヤシンスなど。

 *下部の花柄ほど長く、半球面や平面をつくる場合は、散房花序(さんぼうかじょ)という。
 *花柄がない場合は、穂状花序(すいじょうかじょ)という。

 *(注2)?果(さくか)とは
   果実が熟して種を覆う果皮が裂け、種が飛び散る果実のこと。
   例:アサガオ、ホウセンカ、ケシなどにみられる。

 *ハマツルボの原種は(蔓穂)です。

 
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