樹木 花  撮影 2010年5月18日 つくば植物園

ヒトツバタゴ (一つ葉タゴ)  別名:ナンジャモンジャ

英名:Chinese Fringe Tree  学名:Chionanthus retusus  モクセイ科 ヒトツバタゴ属

・ 原産地:日本、台湾、朝鮮半島、中国。
・ 日本では、長野、岐阜、愛知、長崎に分布する落葉高木。
・ 枝の枝先に10cm程度円錐形に集散花序をつける。
・ 花冠は深く4つに裂けていてふさ飾りのようです。
・ 花の色は白色。
・ 花期は5月ごろ。
・ 葉は長楕円形で4cm〜10cm程度となり、長い葉柄を持ち対生する。
・ 葉は卵形で若葉のときのみフチにギザギザが入ります(鋸歯)。
・ 実は10月〜11月ごろ1cm程の楕円形の実を付け黒く熟します。
・ 樹高は7m〜10mほど。
・ 名前の由来:「タゴ」は「トネリコ」の別名であり、トネリコが複葉を持つのに対し、
 本種は托葉を持たない単葉であることから「一つ葉タゴ」の和名がある。
 別名の「ナンジャモンジャ」は、木の名前がわからず「何の木じゃ」と言っていたものが転じたもの。
・ 雄花をつける株と、両性花をつける株がある雄株・両性花異株である。
・ 用途:公園木、鉢植、花壇。
・ 花言葉:「清廉」 。
・ 5月4日の誕生花。

*絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)に指定されている。

*余談ですが・・・
  私も2007年ごろ、小石川植物園で通路から20mほど離れたところに
  白い短冊のような花が枝一面に咲いているのを見て、何じゃ?これは?
  と驚きました。近くに駆け寄って行き、ネームプレートを見て名前を知りました。
  その後、つくば植物園でも出合いました。

*ヒトツバタゴ(葉が単葉ではあるが、形はタゴに似ているから「一つ葉タゴ」。
  これと同じ発想で名付けられたヒトツバハギ(一つ葉萩)があります。


 
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