撮影 2010年8月17日 つくば植物園
 
キイセンニンソウ (紀伊仙人草)

Clematis  学名:Clematis uncinata var. ovatifolia  キンポウゲ科 センニンソウ属

・ 原産地:日本。
・ 紀伊半島と熊本県に自生する木本性の常緑つる性植物。
・ 葉柄や葉の中間部分などで他のものに巻き付く。
・ 有毒なので、注意を要する。
・ 茎の先端付近の葉腋から三出状の散房花序を出します。
・ 花の直径は2cm〜3cm。花は上を向いて咲きます。
・ 4枚の花弁に見えるのは萼片で、本当の花弁はない。
・ 花の色は白色。
・ 花期は8月。
・ 長く茎を伸ばし、節ごとに葉を対生する。
・ 葉は3〜5枚の小葉を持つもつ羽状複葉になるのが普通。
・ 小葉は卵状楕円形で革質、つやがある。
・ 蔓の長さ:3mほど。
・ 名前の由来:果実には白い毛があり、これを仙人のヒゲに見立てたことから。

*クレマチス(Clematis) は、キンポウゲ科センニンソウ属のこと。
  園芸用語としては、このセンニンソウ属の蔓性多年草のうち、
 花が大きく観賞価値の高い品種の総称。

*日本産のセンニチソウ属にセンニチソウと花が似たボタンヅルがあります。
  ボタンヅルとの見分け方   センニチソウは羽状複葉で卵形の葉であるのに対し、
  ボタンヅルは三出複葉でボタンに似た鋸歯の多い葉をつける。
  花の色はボタンヅルは黄色っぽいがセンニンソウは純白

*センニンソウと呼ばれるものに本種のセンニチソウの他
  キイセンニンソウとヤンバルセンニンソウがあります。

  ・キイセンニンソウ
  センニンソウに似るが、葉が厚くてつやがあり、小葉の基部に関節がある。
  紀伊半島と九州(熊本県)の固有種。
  ・ヤンバルセンニンソウ
  屋久島から琉球列島、葉は三出複葉だが関節はない。

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