撮影 2010年9月1日 つくば植物園果実 撮影 2010年11月2日 つくば植物園

センニンソウ (仙人草)

英名:Sweet Autumn Clematis  学名:Clematis terniflora  キンポウゲ科 センニンソウ属

・ 原産地:日本、中国。
・ 日本全国に分布する半木本性の常緑つる性植物。
・ 日当りの良い山野に多く見られる。
・ 葉柄や葉の中間部分などで他のものに巻き付く。
・ 有毒なので、注意を要する。
・ 茎の先端付近の葉腋から三出状の散房花序を出します。
・ 花の直径は2cm〜3cm。花は上を向いて咲きます。
・ 4枚の花弁に見えるのは萼片で、本当の花弁はない。
・ 花の色は白色。
・ 花期は8月〜9月。
・ 長く茎を伸ばし、節ごとに葉を対生する。
・ 葉は3〜5枚の小葉を持つもつ羽状複葉になるのが普通。
・ 小葉は卵状楕円形で草質、なめらかだがつやはない。
・ 蔓の長さ:3mほど。
・ 名前の由来:果実には白い毛があり、これを仙人のヒゲに見立てたことから。
・ 用途:鉢植え、花壇、切り花。
・ 花言葉:「安全」、「無事」 。

*クレマチス(Clematis) は、キンポウゲ科センニンソウ属のこと。
  園芸用語としては、このセンニンソウ属の蔓性多年草のうち、
 花が大きく観賞価値の高い品種の総称。

*日本産のセンニンソウ属にセンニンソウと花が似たボタンヅルがあります。
  ボタンヅルとの見分け方   センニンソウは羽状複葉で卵形の葉であるのに対し、
  ボタンヅルは三出複葉でボタンに似た鋸歯の多い葉をつける。
  花の色はボタンヅルは黄色っぽいがセンニンソウは純白

*センニンソウと呼ばれるものに本種のセンニンソウの他
  キイセンニンソウムニンセンニンソウ、ヤンバルセンニンソウがあります。

  ・キイセンニンソウ
  センニンソウに似るが、葉が厚くてつやがあり、小葉の基部に関節がある。
  紀伊半島と九州(熊本県)の固有種。
  ・ムニンセンニンソウ
  葉の質感がセンニンソウより厚く、キイセンニンソウより薄い感じがする。
  花は他のセンニンソウより大きい。
  小笠原諸島(父島、母島)の固有種。
  ・ヤンバルセンニンソウ
  屋久島から琉球列島、葉は三出複葉だが関節はない。


葉質と葉の基部
センニンソウ キイセンニンソウ ムニンセンニンソウ

 
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