撮影 2011年4月15日 つくば植物園

  キクザキイチゲ(菊咲一華)  別名:キクザキイチリンソウ

英名:   学名:Anemone pseudoaltaica   キンポウゲ科 イチリンソウ属

    ・ 原産地は日本。多年草。
    ・ 本州近畿地方以北〜北海道に分布し、落葉広葉樹林の林床などに生育する。
    ・ 花茎の先に白ないし紫の花を1輪つける。花弁に見えるのは萼(ガク)片である。
    ・ 花弁に見えるのはすべてがく片で、10枚ほどある。
    ・ 花の色は白、薄い青や紫色の花もある。
    ・ 花の大きさは直径2.5cm〜4cm程度。
    ・ 開花時期は4月〜5月。
    ・ 葉はシュンギクに似て、長い柄と深い切れ込みがある。
    ・ 葉は2回3出複葉である。〈注)
    ・ 草丈:15cm〜20cmほど。
    ・ 名前の由来:菊のような花を咲かせる一輪草の意。
    ・ 用途:
    ・ 花言葉:「静かな瞳」、「追憶」、「耐え忍ぶ恋」。
    ・ 誕生花。

    *スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)の一種。
     スプリング・エフェメラルとは、
     早春に茎や葉を地上に出して花を開き光合成を行い、木の葉で陰になる初夏には
     地上部が枯れてしまい、地下の根茎や種子で後の季節をひっそりと暮らす植物を指す言葉です。
     そのはかなさ故に「Spring ephemeral」とも呼ばれます。
     ephemeral(エフェメラル)とは、「短命なもの」、「はかなさ」という意味です。
     キクザキイチゲのほか下記のイチリンソウ属、カタクリ、アマナ、フクジュソウ、セツブンソウ、コバイモ、
     ムラサキケマン、ヤマブキソウ、エンゴサクなどです。

    *イチリンソウ属
     イチリンソウ、
ニリンソウ、サンリンソウ、キクザキイチゲ、ユキワリイチゲ
     アズマイチゲ、ヒメイチゲ、ヒロバヒメイチゲ、ハクサンイチゲ、シコクイチゲ、フタマタイチゲ
     シュウメイギク

    *注:2回三出複葉
      2回:茎から葉が2段に出ていること。
      三出複葉: 葉を3つに枝分かれした先に3枚ずつつけること。


 
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