撮影 2010年4月30日 徳島 |
ニガナ (苦菜) 英名:Korean lettuce 学名:Ixeris dentata キク科 ニガナ属 |
・ 分布:日本全土、朝鮮半島、中国。多年草。 ・ 日本各地の山野の道端、草地などに生える。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 キク科の花は、花びらに見えるのが、「舌状花」「小花」という一つの花です。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ・ 頭花は1.5cmほどで、普通5個の舌状花からなる。 ・ 花期:5月〜7月。 ・ 花の色は、黄色。 ・ 根生葉は、長さ10cm〜18cmで先のとがった鋸歯がまばらにあり切れ込みがある。 ・ 茎葉は柄が無く、短かい、基部は茎を抱く。 ・ 茎の先端で枝分かれし、集散花序に黄色の頭花をつける。 ・ 葉や茎を切ると白い乳液をだす。 ・ 名前の由来:全草に苦みがあることから。 ・ 花言葉:「質素」。 ・ 3月11日の誕生花。 □ニガナに似た花 *ニガナ属 ・ ドロニガナ(瀞苦菜)紀伊半島の瀞に生える固有種。 ・ ハナニガナ(オオニガナ):ニガナの小花が5個であるのに対し、7―11個程度ある。 ・ ノニガナは茎葉が無柄で基部がやじり形になって茎を抱く。頭花の径は8mm。 ・ タカサゴソウ:直径2cmほどの帯紫白色の頭花を1株に10個ほどつける。 頭花は舌状花だけからなり、23-27個の小花がつく。 ・ カワラニガナ:直径1.5cm〜2cmほどの淡黄色の頭花を1株に10数個つける。冠毛は白色。 ・ イワニガナ(ジシバリ):花茎は高さ8〜15?で、直径2〜2.5?の黄色の頭花を1〜3個つける。 ・ オオジシバリ:イワニガナより花茎が高く、20cmほど。 花径は2.5cm〜3cmの頭花2〜3個つける。 葉の形が披針形で縁に鋸歯がある。 ・ ハマニガナ ・ タカネニガナ:ニガナの高山型の変種、茎は細く、高さは10〜20cm。 花期は7〜8月で、枝先に黄色い花を数輪つける。花弁は9〜10枚。 ・ クモマニガナ:ニガナの高山型の変種、クモマニガナは茎が太く、 花弁が11枚であることで区別できる。 ・ シロバナニガナ:ニガナの変種。花が白い。 *ニガナ属以外でニガナによく似たキク科の花 ・ オニタビラコ(オニタビラコ属) 根生葉はロゼット状、長さ8〜25cm。羽状に深裂。頂裂片は三角状卵形。 高さ20cm〜1m。冠毛がある。 根生葉はロゼット状になる。葉は倒披針形で羽状に深裂する。 茎葉は少なくて上部では小さい。黄色の頭花は7〜8mmで多数つく。 花は春に多いが、秋まで咲く。全体に粗い毛があり、花茎は直立する。 コオニタビラコの果実には冠毛がないことで区別できる。 ・ コオニタビラコ(ヤブタビラコ属 ) 根生葉はロゼット状、長さ4〜10cm。羽状に深裂。頂裂片は三角状卵形。 高さ4〜25cm。舌状花は6〜10個。冠毛がない。 根生葉は長さ4〜10cmで頭大羽状に深裂する。 根生葉の間から長さ4〜25cmの細い茎を斜上し、直径約1cmの黄色い頭花をつける。 普通6〜9個の舌状花があるが、多いものも見られる。 そう果は長さ約4.5mmで先端に2〜4個の突起がある。 ・ ヤブタビラコ(ヤブタビラコ属 ) コオニタビラコに似る。 軟毛が多い。根生葉はやや立ち上がる。羽状に深裂。長さ5〜15cm。 茎は斜上。高さ20〜40cm。冠毛がない。 高さ20〜40cm。やや軟毛が多く、根生葉がやや立ち上がる。 全体にやわらかく、茎は斜上したり、倒れたりする。 根生葉は長さ5〜15cm、幅1.5〜3cmあり、頭大羽状に深裂する。 茎葉は小さい。頭花は黄色で直径約8mm。 総苞は円筒形。内片は7〜8個あり、外片は鱗片状。 花が終わると頭花は下向きになり、総苞はふくれて卵球形になる。 そう果は長さ約4.5mmで先端に2〜4個の突起がある。 ・ タビラコ(ヤブタビラコ属) 春の七草の「ホトケノザ」はこの草のことです。 ・ ブタナ(エゾコウゾリナ属 ) 葉は全て根生し、羽状に分裂するものやしないものがある。 花茎は高さ50cm以上で1〜3個枝分かれする。 ヨーロッパ原産の帰化植物。 花茎は高さ50cm以上にもなり、枝分かれしないかまたは1〜3本の枝を分ける。 頭花は黄色で計3〜4cmほどあり、総萼片は全て直立しており、花冠の先は浅く5つに裂けている。 葉は全て根生し、長楕円形のものから羽状に浅裂するもの、中〜深裂するものなどあり、両面に毛が多い。 そう果には刺状の突起がたくさんあり、冠毛は羽状に分かれる。 ・ コウゾリナ(コウゾリナ属) ・ オカオグルマ ・ ノゲシ(ノゲシ属) |
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