撮影 2021年1月8日 つくば植物園

アコウ  別名:アコギ、アコミズキ、アコノキ、アカウ、タコノキ

英名: 学名:Ficus superba var. japonica   クワ科 イチジク属

・ 原産地は、本州関西以西、四国、九州、沖縄や、台湾、マレー半島、インドシナ、タイなどにも見られる。
・ 沿岸部に生育する。
・ 常緑広葉 高木。
・ 雌雄異株。
・ 海岸や沿海の近くに自生する。
・ 花は壷状の隠頭花序の中に咲き、イヌビワクコバチ類によって授粉される。
・ 花期:4〜5月。
・ 花は果実状で、花は花嚢(かのう)の内側につくため、外見上、花が見あたらないまま果実が熟します。
・ 花嚢の内部には雄花、雌花、虫えい花があり、アコウコバチによって受粉します。
・ 花後に花嚢は果嚢(果実)となります。
・ 果嚢は径1cmの球形で淡い紅色を帯びた白色に熟します。
・ 果嚢は食べられます。花は外からは見えない集合花となっている。
・ 果実収穫期:8月〜10月。
・ 樹皮は灰緑色〜灰白色で、小さな皮目が縦に、多数並び、縞模様ができる。
・ 葉は互生する単葉で、長さ8〜15cm、幅4〜8cmの楕円形で全縁です。
・ 常緑ですが、年に数回、新芽が出る前に、葉を一斉に落とします。
・ 樹高:10m〜20m。
・ 大きなアコウの木は、茂った葉を傘のように横に大きく広げています。
・ 露出した根がくねくね入り乱れる根元、枝からはヒゲみたいな気根(注)がいくつも出て  いる独特の特徴があります。
・ 用途:公園、庭園、街路樹。防風樹、防潮樹、街路樹としても利用される。
・ 名前の由来:アコウは赤い牛の尾を出す木として、「赤尾木(アカオギ)」と呼ばれ、それが転じたという説があります。
・ 花言葉:「溢れる思い」。


 * イチジク属の仲間
   オオイタビ、ヒメイタビ、イチジクイヌビワ、アコウ、ガジュマル、イタビカズラ 

*(注)気根(きこん)とは、地上の茎から出た根や、付け根にあたる部分から空中に生える根。

 
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