撮影 2010年11月2日 つくば植物園
カイノキ (楷木) 別名:トネリバハゼ、ランシンボク(爛心木)、ナンバンハゼ(南蛮櫨)、クシノキ(孔子の木)。

英名:Chinese Pistache  学名: Pistacia chinensis Bunge  ウルシ科 カイノキ属

・ 原産地は中国。日本には大正4年に渡来しました。
・ 落葉高木。樹高:10m〜30m。
・ 開花時期は、 4月〜5月。
・ 花は円錐花序で、花径5mmほどの小さい花がかたまって咲きます。
・ 花の色は、雄花は淡黄色、雌花は紅色。
・ 葉は偶数羽状複葉だが、奇数の葉が混じることがある。
・ 小葉は5〜6mm対で倒卵披針形で濃い緑色をしている。秋には美しく紅葉する。
・ 秋には5〜6mmの赤い球形の果実を房状につける。実は熟すると紫色になる。
・ 名前の由来:直角に枝分かれすることや小葉がきれいに揃っているこから楷書にちなんで名付けられたとされる。
・ 用途:街路樹、公園や庭園などに植えられる。若葉は茶の代用や食用。木は家具、碁盤、杖など。

*羽状複葉である植物のほとんどは、頂端にも小葉がある奇数羽状の複葉ですが、
  カイノキは頂小葉を欠くことが多く、偶数羽状複葉となりやすい。

*孔子廟に植栽されているところから学問の聖木とされた。
  菅原道真が祀られている学問の神様「湯島天満宮」にも植えられています。

*ウルシ科
 ・カシューナットノキ属  - カシューナットノキ
 ・アストロニウム属    - タイガーウッドやキングウッドなどと呼ばれる
 ・チャンチンモドキ属   - チャンチンモドキ
 ・ハグマノキ属       - ハグマノキ(スモークツリー)
 ・マンゴー属        - マンゴー
 ・カイノキ属         - ピスタチオ、カイノキ
 ・ヌルデ属         - ヌルデ
 ・サンショウモドキ属   - サンショウモドキ、コショウボク
 ・ウルシ属         - ウルシ、ヤマウルシ、ハゼノキ、ヤマハゼ、ツタウルシ

 
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