撮影 2016年3月15日 つくば植物園

オオバヤシャブシ (大葉夜叉五倍子)別名:

英名:  学名:Alnus sieboldiana  カバノキ科ハンノキ属

・ 原産:日本。関東地方南部〜和歌山県。
・ 分布:太平洋側の海岸近くの山地〜丘陵に生える。
・ 落葉小高木。樹高5m〜10m。直径6〜10cmになる。
・ 開花時期:3月〜4月。
・ 葉に先立って開花する。尾状の雄花序は無柄で、前年の葉腋に1個づつ付き、開くと下垂する。
・ 雌花序は、雄花序より上の側芽に1個づつつき、有柄。雌花には花被が無い。
・ 小さな雌花序が雄花序より上部につく(写真参照)のがオオバヤシャブシの特徴。
・ 前年の果穂も木質化して残る。
・ 葉は互生し、葉身は卵形、基部は円形だが左右不同。縁には鋭い重鋸歯がある。
・ 名前の由来:大きな葉をもつヤシャブということから。
・ 用途:砂防の為に多く植栽される。肥料木としての効果もある。

*ヒメヤシャブシ、ヤシャブシ、オオバヤシャブシの見分け方

      ヤシャブシ            ヒメヤシャブシ          オオバヤシャブシ 

  葉身  卵状披針形            長楕円状披針形          長卵形、三角状卵形 

  側脈数 10〜17対             16〜26対(ほとんど20対以上)    12〜16対 

  葉縁  不整の重鋸歯           低い重鋸歯            鋭い重鋸歯 
    
  雄花序 枝先およびその下の葉腋に     枝の先端に1〜3個つく        前年葉腋に1個ずつ、無柄でつく。 
      1個ずつ、無柄でつく                                          雌花序より下になる。

  雌花序 雄花序の下の葉腋に1〜2個つき   雄花序の下の葉腋に3〜6個     雄花序より上の葉腋に1個ずつ、 
                                            つき下垂する。          有柄でつき斜上する。直立する。     


  *カバノキ科には、次の属があります。
   ・ハンノキ属
   ・カバの木属
   ・クマシデ属
   ・ハシバミ属
   ・アサダ属

  *上記のハンノキ属には次のような種類があります。
   ・オオバミヤマハンノキ、ミヤマカワラハンノキ、ヤシャブシ、ミヤマヤシャブシ、
    ハンノキ、ケヤマハンノキ、ヤマハンノキ、タニガワハンノキ、エゾハンノキ、タイワンハンノキ
    ヤハズハンノキ、カワラハンノキオオバヤシャブシ
    サクラバハンノキ、ミヤマハンノキ、
 

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