撮影 2018年9月7日 つくば植物園撮影 2018年9月20日 自宅

タマスダレ (玉簾) 別名: 

英名:white rain lily、autumn zephyrlily、fairy lily  学名:Zephyranthes candida ヒガンバナ科 タマスダレ属(ゼフィランサス属)

・ 原産地:南米。日本には明治時代初期の1870年頃渡来。
・ 球根。多年草。
・ 花は直径4〜5cmほどの純白の花で、花弁は6枚で雄しべは黄色くてよく目立つ。
・ 花茎の頂点に1つだけ上向きに咲かせる。
・ 花一輪一輪は3日程度しかもたないが、一つの球根から何回か花茎が上がって咲く。
・ 開花期:5月下旬〜10月。
・ 葉は細長く棒状で、長さは20〜30cm、幅は4〜5mmほどで濃緑色で土から直接出ている。
・ 草丈:10〜30cmほど。
・ 名前の由来:白い小さな花を「玉」に、葉が集まっている様子を「簾」に例えたことによる。
・ 用途:。花壇、鉢植え。
・ 花言葉:「汚れなき愛」や「純白の愛」


* 種類(原種、園芸品種)ーNHK趣味の園芸 参照

 ・タマスダレ
     ペルー原産。最も普及している種で、丈夫で育てやすく、よく分球してふえる。
     上を向いて咲く白い花がすがすがしい。ツンツンと立ち上がる葉は常緑性。 

 ・サフランモドキ (Zephyranthes grandiflora)
   ジャマイカ、キューバ、メキシコ、グアテマラ原産。
   直径6cm前後のやや大きめのピンク色の花を咲かせる。
   異名であるカリナタ(Z.carinata)の名前で流通することも多い。 

 ・ゼフィランサス・キトリナ(キバナサフランモドキ)(Zephyranthes citrina)
   ガイアナ、トリニダード原産で、寒さにやや弱い。
   7月から9月に黄色の花を咲かせる。よく結実し、タネからでも容易にふやすことができる。 

  ・ゼフィランサス・ロゼア(Zephyranthes rosea)
   グアテマラ、西インド諸島原産で、寒さにやや弱い。
   サフランモドキよりもやや濃いピンク色の花。 

 ・モモイロタマスダレ(Zephyranthes taubertiana)
   ブラジル原産で寒さに強い。 ピンク色の花は1日でしぼむ。
   春咲きで小輪、薄いピンク花の‘紅玉’や、夏咲きで大輪、濃いピンク花の‘桃の里’が流通する。 

 ・ゼフィランサス・リンドレイアナ(Zephyranthes lindleyana)
   ブラジル、メキシコ原産でやや寒さに弱い。
   4月から6月に直径2〜3cmのピンク色の花を咲かせる。カバイロタマスダレとも呼ばれる。 


 *ゼフィランサス属及び近縁のハブランサス属(英語版)を総称して、別名のレインリリー(雨ユリ)とよばれる。
  タマスダレだけの別名ではない。まとまった雨後に一斉に花茎を伸ばし開花することに由来する。
      
 
趣味の花図鑑トップページ          いきいき自己実現



アクセスカウンター