撮影 2017年8月18日 自宅 撮影 2012年8月10日 つくば植物園

ツリガネニンジン (釣鐘人参)  別名:トトキ

学名: Adenophora triphylla var. japonica   キキョウ科 ツリガネニンジン属

 ・ 原産地: 日本、サハリン、千島列島。
 ・ 宿根性多年草。
 ・ 分布:北海道・本州・四国・九州。国外では樺太、千島列島に分布。
 ・ 山地の草原、林縁や草刈などの管理された河川堤防などに生育する。
 ・ 高さ30〜90cmで全体に毛がある。
 ・ 釣鐘型の花を1個〜数個、下向きに咲かす。
 ・ 花冠は長さ15-20mmで先端はやや広がり、裂片は反り返る。
 ・ 花柱が花冠から突出する。
 ・ 花径:約1cm。
 ・ 花の色:青紫または白。
 ・ 花期:8月中旬〜10月中旬。
 ・ 茎につく葉の形は楕円形から披針形で、やや厚みがあってつやがない。
 ・ 茎葉は節ごとに3〜6枚が輪生し、稀に互生または対生する。
 ・ 名前の由来:花の形と太い根に基づく。別名のトトキは若苗のこと。
 ・ 用途:若い芽は食用(和え物、お浸し、油炒め)、太い根茎はキンピラ、和え物、粕漬け、根は漢方薬。
 ・ 花言葉:「詩的な愛」、「誠実」、「優しい愛情」。
 ・ 10月4日、10月27日の誕生花。

 * 同属には、次の品種があります。
  ハマシャジン、ソバナ、イワシャジン

 * ハマシャジンは、ツリガネニンジンに比べて、全草無毛、葉の質がやや厚く、光沢がある。
 * ソバナは、ツリガネニンジンのように花が輪生してつかず、一つずつ付く。
 * サイヨウシャジン(細葉沙参)は、ツリガネニンジンとくらべて、
   ・花冠のさきがツリガネニンジンよりは広がらない。
   ・めしべが花より突き出ている長さが長い。
   のが、特徴とされているが、微妙な差であり、個体の変異の差もあり、ツリガネニンジンとの違いが明確でない
   場合が多い。

 * あえて、区別するとすれば、識別の手掛かりは、日本での生息地域であるが、ツリガネニンジンは全国に分布。
   サイシャジンは中国地方、九州、琉球列島に限られる。

 
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