撮影 2016年7月12日 つくば植物園

  ヤナギハナガサ (柳花笠) 別名:サンジャクバーベナ(三尺バーベナ) 

英名:purpletop vervain、tall vervain Capeweed   学名:Verbena bonariensis クマツヅラ科 クマツヅラ属

・ 原産地:ミナミアメリカ。第二次世界大戦後、日本に帰化。
・ 現在は、日本全国の道端に分布する多年草。
・ 花期:6月〜9月
・ 茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を散房状(花序の上部がほぼ平らになる)に出す。
・ 花序の苞葉(注)の間に、やや唇形で、長さ1cmほど、径約4mmの花(花冠)を沢山つける。
・ 花の色は、紅紫。
・ 強健な、直立して開いた株立ちになり、茎には剛毛が多い。断面は四角形で中空。
・ 葉は、長楕円形から皮針形の、最大で13cmの葉が数枚、対生してつく。
・ 葉にはしわがあり縮んでいて、裏面に毛が生えている。基部では茎を抱く。
・ 草丈:60〜130cmほど。
・ 名前の由来:花序(集合花)を「花笠」にたとえ、細い葉を「柳」にたとえたもの。
・ 花言葉:「幸運に」

注)苞葉(ほうよう):花芽を包む葉。苞葉とも書き,単に包(苞)ともいわれる。
  花冠: 一つの花の花弁(花びら)全体。一般に花と呼んでいる部分。
  花序:花が茎または枝に付く、その並びかた。また、花をつけた茎または枝。

*クマツヅラ科の種類
 イワダレソウ属  イワダレソウ、 ヒメイワダレソウ
 クマツヅラ属   ヤナギハナガサ、アレチハナガサ、ダキバアレチハナガサ、シュッコンバーベナ、ハマクマツヅラ、クマツヅラ

*アレチハナガサの葉は幅の狭い楕円形で、基部が茎を抱かない。花序は細長い。

*ダキバアレチハナガサの葉は、茎を抱くが、ヤナギハナガサの花のほうが密集度が高く、また色が濃くあざやか。

*スイカズラ科のセイヨウカノコソウに似ている。


 

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