撮影 2011年10月11日 守谷市みずき野幼稚園 |
アイ (藍) 別名:タデアイ(蓼藍)、アイタデ(藍蓼) 英名:indigo plant 学名:Persicaria tinctoria タデ科 イヌダテ属 |
「藍」とは、植物の中に含まれている成分が変化して生じた藍色の色素を含む染料やそれを生み出す植物や、色のこと。 藍色に染まる色素はインディゴと呼ばれ、この色素を持つ植物はすべて"アイ"と呼ばれます。 アイにはタデアイ以外にもいくつかの種類があります。 日本ではタデアイという植物から藍が作られているので、ここでは、タデアイについての説明にします。 ・ 原産地:東南アジア〜中国南部。1年草。日本へは奈良時代(6世紀頃)に中国を経由して渡来した。 ・ 藍による染色は海外で"Japan Blue"とも呼ばれます。 ・ 花は9月から10月にかけて咲きます。 ・ 花の色は白・萼は紅色。 ・ 花びらは5枚、上に向いた花びらが幅広く、真ん中に黄色の斑紋があり、周りを紫の模様が囲んでいる。 ・ 茎は紫紅色で節が目立ち、上部で枝分かれをすることが多い。 ・ 葉は茎を抱くようにつき6〜9cm。葉の形は卵円形や披針形。互い違いに生える(互生)。 ・ 草丈は50cm〜60cmほど。 ・ 用途:藍染の原料、乾燥させて、解熱、殺菌の漢方薬 ・ 花言葉: 「美しい装い」 ・ 7月31日、9月12日の誕生花。 *アイ(タデアイ)とイヌタデの見分け方 外形はよく似ていますが、アイは葉を傷つけると傷口が藍色になる。 ・ 外形による見分け方 (筑波実験植物園の方に教えて頂きました) 高さ :イヌタデ:20−40cm アイ:50−60cm 葉 :イヌタデ:被針形(細長い)、柄はほとんどない アイ:卵形、柄が少しあることが多い がく :イヌタデ:1.5mm程度 アイ:2−2.5mm 花期 :イヌタデ:夏〜秋 アイ:秋 *ことわざ 「青は藍より出て藍より青し」 染料の藍は黒や茶の様な色があり、青みがあまり無い。しかし染め出すと非常に美しい青に染まる。 と言うことから、親(師匠)よりも優れる事を言う。 出藍の誉れという表現もあります。 *タデ科の主な属 ・ イヌタデ属 - イヌタデ、オオイヌタデ、アイ(タデアイ)、オオケタデ、ヒメツルソバ、ヤナギタデ、ミゾソバ、タニソバなど ・ イタドリ属 - イタドリ ・ ギシギシ属 - スイバ、ギシギシ、コナギなど ・ ソバ属 - ソバ、チャクチリソバ ・ イブキトラノオ属 - イブキトラノオ、ハルトラノオ、ムカゴトラノオ ・ ミズヒキ属 - ミズヒキ、チャクチリソバ ・ オンタデ属 - オンタデ ・ ミチヤナギ属 - ミチヤナギ、アキノミチヤナギ ・ アイティゴノン属 - アサヒカズラ (木本) ・ ミューレンベッキア属- ワイヤープラント (木本) |
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