撮影 2014年3月29日 つくば植物園
 

  ブコウマメザクラ(武甲豆桜) 旧名:ブコウタカネザクラ  

英名:  学名: Prunus incisa var. bukosanensis   バラ科 サクラ属

   ・日本固有種。落葉小高木。
   ・分布:埼玉県から群馬県にかけて分布。石灰岩地に多い。
   ・絶滅危惧植物。
   ・マメザクラの地域変種。
   ・萼筒がマメザクラよりも太く、紅紫色を帯びる。
   ・花期は3月下旬。
   ・花びらは5枚。
   ・花の大きさ:径1.0cm〜1.5cmで一重咲き。
   ・花色:白〜淡紅白色。
   ・花柄はほとんどなく、散形状。
   ・葉の展開に先立って花を咲かせる。
   ・葉は互生、楕円形、長さ4〜8cm(マメザクラは2〜5cm)。
   ・葉は両面ほとんど毛が生えていない。(マメザクラには毛がある)。
   ・果実は、核果(水分を多く含み、中に種が一つある)、6月頃に黒く熟す。
   ・樹高は3m〜6m程度。
   ・名前の由来:秩父地方、石灰岩地の武甲山に自生していたことから。

   *見分ける特徴
   ・葉の長さ4〜8cm(マメザクラは2〜5cm)とマメザクラより大きい。
   ・葉は両面ほとんど毛が生えていない。(マメザクラには毛がある)。
   ・花の大きさ:径1.0cm〜1.5cmで    ・萼筒がマメザクラよりも太く、紅紫色を帯びる。

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   *ヤエベニシダレの同属にベニシダレとシダレザクラがあります。
    ・ベニシダレ(紅枝垂れ)は一重咲きで花の色が濃い。
    ・シダレザクラ(枝垂桜)は一重咲きで花の色が薄い。

   *オオシマザクラの特徴
    ・白い花に緑色の葉がポイント。
    ・葉と花を同時に開く。やや大きめの一重の花(八重もある)。
    ・緑の葉は先が芒状に長く尖っている。
    ・無毛。
    ・香りがある。
    ・桜餅を包む皮として利用される。

   *カンヒザクラの特徴
    ・サクラの仲間では断トツの色の濃さで、
    ・半開きの花が下向きに垂れ下がります。

   *カンザクラの特徴
    ・ガク筒が鐘形で、途中でキュッとくびれ、先は5つのガク片にわかれます。
    ・冬芽は濃い赤褐色。
    ・枝の皮目もよく目立ちます
    ・カンヒザクラと同じく下向きに咲く。
    ・花の色はカンヒザクラよりはずっと淡い。
    ・ほぼ平開にちかくなります。
    ・一重咲き。

   *ソメイヨシノの特徴
    ・オオシマザクラとエドヒガンの雑種です。
    ・淡いピンク色の花を枝いっぱいに咲かすことにあります。
    ・エドヒガンより大きい一重の花です。
    ・若枝や花の柄に毛が生えているのが見える。
    ・葉が出る前に花が開く。

   *エドヒガンの特徴
    ・筒状のガクの下が丸く膨らむのは他のサクラと異なる特徴です。
     (エドヒガンの品種であるシダレザクラも同じ特徴があります。)
    ・花はソメイヨシノより一回り小さい。
    ・花色は白から淡紅色まで変化に富む。
    ・ソメイヨシノと同じく花柄に毛がある。

   *ヤマザクラ
    ・淡いピンク色の花と赤い葉がポイント。
    ・葉と花を同時に開く。
    ・無毛。

   *オオヤマザクラ
    ・ヤマザクラ同様に若葉は赤味を帯びますが、
    ・花色が一段と濃いピンク色になる。
    ・花と葉はヤマザクラより一段と大きい。


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