撮影 2016年4月22日 さくらの杜公園撮影 2010年5月3日 つくば植物園

  フゲンゾウ(普賢象)  別名:フゲンドウ普賢堂

英名:  学名: Cerasus ×lannesiana Carriere, 1872 ‘Alborosea’   バラ科 サクラ属

	・落葉小高木。サトザクラ系の自然交配種。
・花期がソメイヨシノより遅く、4月下旬になります。
・花びらは20〜50枚。
・花の大きさ:大輪で重弁。
・花の咲き方:いくつかの花が集まって下向きに咲く。
・花色:蕾のときは緋紅色で開くと淡紅白色。縁がわずかに紅色で中心部は白く見えますがだんだん赤くなる。
・葉は生え始めは黄緑色で花と同時に伸びます。徐々に緑になり、秋には紅葉する。
・葉の縁は重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)
・成葉は長さ8〜14cm、幅4〜8cm、楕円形〜倒卵形で、先端は尾状鋭尖形。互生。
・雌しべは花の中央に2本ありますが、細い葉のように変化する。
・樹高は5m〜10m程度。
・樹皮は暗紫褐色で、横に浅く裂ける。皮目も横に並び、横長になる。
・名前の由来:葉化した雌しべが普賢菩薩の乗っている象の鼻に似ているため
・用途:庭植え、公園樹

・花言葉:「優れた美人、純潔、精神美」

     *室町時代には既に知られていたとされる。サトザクラの中でもかなり古い分類に入る。
     *鎌倉の普賢堂・京都市上京区千本閣魔堂にあったとも言われる。

    フゲンゾウの見分け方
    *フゲンゾウ(普賢象)の若芽は赤みを帯び、ショウゲツ(松月)では黄緑色です。
    *フゲンゾウのの花は葉と同時に咲くがショウゲツは蕾の時には葉はなく、開花の頃には葉も出ています。
    *フゲンゾウは高木(5m〜10m)になるがショウゲツは5m程度である。
    *イチヨウ(一葉)と似ていますが、萼片に鋸歯があるところや若葉が黄緑色であるところが違う。
    *イチヨウ(一葉)は1本の葉化雌蕊(めしべ)を持つのに対し、フゲンゾウ(普賢象)は2本の葉化雌蕊を持つ。
    *ショウゲツも1〜2本の葉化雌しべを持つので見分けに注意が必要です。

カンザンイチヨウ
 
ショウゲツフゲンゾウ
  
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