撮影 2014年3月29日 つくば植物園
 

  フサザクラ(房桜) 別名:タニグワ  

英名:  学名: Euptelea polyandra   フサザクラ科 フサザクラ属

   ・原産地:日本固有種。落葉高木。
   ・分布:本州、四国、九州に分布。
   ・雌雄同株、両性花で、葉に先駆けて咲く。
   ・花期は、3月中旬〜4月初旬。
   ・花弁は無く雄しべは10本以上が房状について目立つ。雌しべは雄しべの根元に多数ある。
   ・花の咲き方:赤い花が房になって咲く。
   ・葉は互生し、葉身は広卵形。先は急に尾状に尖り、縁には不揃いの粗い鋸歯ががある。
   ・果実には翼があり、風散布する。
   ・樹高は8m程度。
   ・名前の由来:樹皮の皮目がサクラに似ていて、花が房状になって咲くことから。
   ・用途:庭園樹。材は、建具、ろ櫂、薪炭。樹皮からとりもちが作れる。

   *目立つ特徴    ・花弁がなく、房状になって咲く。


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      *ヤエベニシダレの同属にベニシダレとシダレザクラがあります。
       ・ベニシダレ(紅枝垂れ)は一重咲きで花の色が濃い。
       ・シダレザクラ(枝垂桜)は一重咲きで花の色が薄い。

      *オオシマザクラの特徴
       ・白い花に緑色の葉がポイント。
       ・葉と花を同時に開く。やや大きめの一重の花(八重もある)。
       ・緑の葉は先が芒状に長く尖っている。
       ・無毛。
       ・香りがある。
       ・桜餅を包む皮として利用される。

      *カンヒザクラの特徴
       ・サクラの仲間では断トツの色の濃さで、
       ・半開きの花が下向きに垂れ下がります。

      *カンザクラの特徴
       ・ガク筒が鐘形で、途中でキュッとくびれ、先は5つのガク片にわかれます。
       ・冬芽は濃い赤褐色。
       ・枝の皮目もよく目立ちます
       ・カンヒザクラと同じく下向きに咲く。
       ・花の色はカンヒザクラよりはずっと淡い。
       ・ほぼ平開にちかくなります。
       ・一重咲き。

      *ソメイヨシノの特徴
       ・オオシマザクラとエドヒガンの雑種です。
       ・淡いピンク色の花を枝いっぱいに咲かすことにあります。
       ・エドヒガンより大きい一重の花です。
       ・若枝や花の柄に毛が生えているのが見える。
       ・葉が出る前に花が開く。

      *エドヒガンの特徴
       ・筒状のガクの下が丸く膨らむのは他のサクラと異なる特徴です。
        (エドヒガンの品種であるシダレザクラも同じ特徴があります。)
       ・花はソメイヨシノより一回り小さい。
       ・花色は白から淡紅色まで変化に富む。
       ・ソメイヨシノと同じく花柄に毛がある。

      *ヤマザクラ
       ・淡いピンク色の花と赤い葉がポイント。
       ・葉と花を同時に開く。
       ・無毛。

      *オオヤマザクラ
       ・ヤマザクラ同様に若葉は赤味を帯びますが、
       ・花色が一段と濃いピンク色になる。
       ・花と葉はヤマザクラより一段と大きい。


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