撮影 2010年3月26日 つくば植物園

撮影 2010年3月26日 つくば植物園
カタクリ (片栗) 別名:カタカゴ

英名:Dogtooth violet  学名:Erythronium japonicum Decne.  ユリ科 カタクリ属 

・ 原産:日本、朝鮮半島、中国。多年草
・ 北海道・本州・四国・九州 の日光の差す落葉広葉樹林の林床に群生し花を咲かせる。
・ 早春(3月上旬)に葉を展開し、3月下旬に下を向いた可憐な花を咲かせる。
 落葉樹が葉を茂らす6月には葉を失い、休眠する。
・ 花期は3月下旬〜4月上旬。
・ 花弁は内側と外側にそれぞれ3枚ずつあり、花が開くと反転する。
・ 花は紅紫色で、径4cm〜5cm。花被片の内側には、山形の模様がある。
・ 朝日が昇り気温が上昇すると開花し、温度が下がったり夜間は花を閉じてしまう。
・ 最近は、ほど良い日光の環境の落葉樹林の減少や乱獲で減ってきているそうです。
・ 葉は2枚で、斑のはいった特徴がある。
・ 草丈:10cm〜20cmほど。
・ 種子は発芽して7〜8年後に、はじめて花茎を出し開花する。
・ 名前の由来:
 1.花が籠を傾けたように咲くことから、昔は片籠(かたかご)と呼ばれていた。それが変化し、カタクリとなった。
 2.根の鱗片が栗の片割れに似ていることから、片栗と呼ばれるようになったという説もあります。
・ 属名のエリトロニウムは、ギリシア語の「erythros(赤)」の意で、花色にちなむそうです。
・ 用途:かって片栗粉はこの花の鱗茎から作られていましたが、現在では、ほとんどがジャガイモから作られています。
      ・ 花言葉:「初恋」、「さびしさに耐える」、「嫉妬」。
・ 4月24日の誕生花。

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*スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)とは。
早春に茎や葉を地上に出して花を開き光合成を行い、木の葉で陰になる初夏には地上部が枯れてしまい、
地下の根茎や種子で後の季節をひっそりと暮らす植物を指す言葉です。
そのはかなさ故に「Spring ephemeral」とも呼ばれます。
ephemeral(エフェメラル)とは、「短命なもの」、「はかなさ」という意味です。

カタクリの他、アマナフクジュソウセツブンソウ、コバイモ、アズマイチゲ、ヤマブキソウ、エンゴサクなどです。
  
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