撮影 2013年4月14日 新宿御苑大温室

ムニンタツナミソウ (無人立浪草) 別名:

学名:Scutellaria longituba  シソ科 タツナミソウ属

・ 原産地:日本の小笠原諸島の固有種。
・ 分布:小笠原諸島の父島と兄島のみに分布。
・ あまり乾燥しない林地や林縁に生育する。群生することがある。
・ 多年草。
・ 茎先に総状花序をつけ、多数の唇形状の花をつける。
・ 雄しべは4本雌しべは1本。雄しべの2本は短く、他の2本は雌しべと同じ長さ。
・ 花弁は5枚、唇形で花には目立たない毛があります。
・ 花の長さ:花冠は長さ約4cm〜5cmと本州などの同属のものに比べ2倍ほど長い。
・ 花の色:白色から淡紅色。
・ 花期は3月〜4月。
・ 果期は5〜6月。
・ 葉は卵形、十字に対生し、長い葉柄があり、葉身の縁には波形の鋸歯がある。
・ 草丈:15cm〜25cmほど。
・ 茎には四つの稜があり、夏に地上部は一時枯れて、晩秋に芽を出す。
・ 名前の由来:花の咲き方と模様が「泡立つ波」を連想させるところからタツナミソウ。
  小笠原諸島の古い呼称の「無人島(ムニンジマ)」に産するタツナミソウ属の種の意。
・ 種小名の longituba は、「花筒が長い」の意味。
・ 属名のScutellariaはギリシャ語の「小皿」の意味で、下の萼片が小皿のような形になることから。
・ 用途:ー。
・ 花言葉:ー。
・ 誕生花:−。

*タツナミソウ属の花の付き方の特徴
 筒状で先が膨らみ、上が丸く膨らんだ花をつける。
 また、その基部は横に出てすぐに上を向いて曲がり、その先端はまた水平に開く。

*タツナミソウ属
 タツナミソウ:草原や林に自生する。花期は4月〜5月。紫、ピンク、白。
 ナミキソウ:海岸の砂地に自生する。花期は7月〜9月。 青紫色。
 コガネバナ:花期は7月〜8月。花は穂状花序。紅紫色。
 ホナガタツナミソウ:タツナミソウの変種。
 エゾナミキソウ:ナミキソウの変種。葉の先が尖っている。湿地に生える。
 よく似たオカタツナミソウやデワノタツナミソウは花穂が短く、花がまとまったようにつく。

 
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