撮影 2012年5月25日 つくば植物園撮影 2014年7月4日 つくば植物園

ショクダイオオコンニャク (燭台大蒟蒻) 別名:スマトラオオコンニャク
英名:Titan arum (タイタンアルム) 学名:Amorphophallus titanum サトイモ科 コンニャク属 

・原産:インドネシア。
・分布:インドネシア、スマトラ島の熱帯雨林に自生する。
・絶滅危惧種。
・花は通常7年〜10年に一度しか咲かない。
・世界で一番大きい花を咲かせる。
・花序(巨大な花の集まり)は高さ3m、直径1m以上にもなる。
・花は咲いた後、2日目から徐々に閉じはじめ、数日で閉じてしまう。
・花は葉が変形した器官「仏炎苞」(下段注)の内側にあり、付属体と呼ばれる器官が根元から上に伸びる。
・開花時の腐った肉のような臭いも特徴で、受粉のために虫を引きつける役割があるとされる。
・土の中には重さ約70キロの巨大なコンニャクイモがある。
・名前の由来:花の形が燭台に似ることから。


*注:仏炎苞(ぶつえんほう)
   肉穂花序を包む大形の苞葉(ほうよう)。ミズバショウテンナンショウなどサトイモ科の苞。

*高さ
 ・ギネスブックに登録されている花の高さは3.1mです。
 ・2010年8月2日に「フラワーパークかごしま」で開花した花が 花の高さ2.42m。
 ・2014年7月4日つくば植物園では地上部2.72m。

*世界一大きい花
 ・ショクダイオオコンニャクの花は、正式には「花序(かじょ)」と呼ばれる花の集合体で一番大きい。
  単一の花ではラフレシアの一種が最大とされる(90cm)。

*つくば植物園(筑波実験植物園)では、前回2012年5月25日に咲き、同じ株で2年目で咲くのは世界的にも珍しい。

*2020年9月5日、つくば植物園のニュース
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 国際的な絶滅危惧種であり、珍奇植物としても注目されるショクダイオオコンニャクを安定的に栽培し、
 同一株の開花に4回も成功した技術と管理体制が評価され、この度、公益財団法人植物園協会から「保全・栽培技術賞」を
 頂きました。
 表彰が決まった時点では4回の開花でしたが、その後、今年の1月18日に5回目の開花に成功しました。
 当園のショクダイオオコンニャクは2012年の開花以来、「花芽」と「葉芽」を1年おきに繰り返していますので、
 順調に育てば、2021年の秋以降に6回目の花が咲くことが予想されます。
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普通のコンニャク

 
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