撮影 2009年6月4日 山のふもと撮影 2009年6月25日 山のふもと
 
イヌタデ (犬蓼) 別名:赤まんま (赤飯)

英名: 学名:Polygonum longisetum = Persicaria longiseta   タデ科 イヌダテ属

     ・ 原産地:日本、朝鮮半島、中国。1年草。
     ・ 花は6月から10月にかけて咲きます。
     ・ 花の色は白・萼は紅色。
     ・ 小さな花を穂状につけ花穂は長さ1〜5cmで、枝先につく。萼は紅色で5深裂する。
     ・ 茎は紫紅色で節が目立ち、上部で枝分かれをすることが多い。
     ・ 葉は茎を抱くようにつき3〜8cm。幅1〜1.5cm。葉の形は披針形。両端がとがり、互い違いに生える(互生)。
     ・ 表面のふちの近くや裏面の脈上に毛がある。
     ・ 草丈は20cm〜40cmほど。
     ・ 名前の由来:ヤナギタデに対し、葉に辛味がなく香辛料にならない(役に立たない)ために「イヌタデ」と名付けられた。
     ・ 用途:山草、全草を皮膚病・虫さされなどに生葉を揉んで外用にします
     ・ 花言葉: 「あなたのお役に立ちたい」
     ・ 11月4日の誕生花。

     *アイ(タデアイ)とイヌタデの見分け方
       外形はよく似ていますが、アイは葉を傷つけると傷口が藍色になる。

       外形による見分け方(筑波実験植物園の方に教えて頂きました)
       高さ :イヌタデ:20−40cm アイ:50−60cm
       葉  :イヌタデ:被針形(細長い)、柄はほとんどない アイ:卵形、柄が少しあることが多い
       がく :イヌタデ:1.5mm程度 アイ:2−2.5mm
       花期 :イヌタデ:夏〜秋 アイ:秋

     *ことわざ 「蓼食う虫も好きずき」
      タデの辛い葉を食う虫もあるように、人の好みはさまざまであるということ。       

     *タデ科の主な属
     ・ イヌタデ属 - イヌタデ、オオイヌタデ、 アイ(タデアイ)、オオケタデ、ヒメツルソバ、ヤナギタデ、ミゾソバ、タニソバなど
     ・ イタドリ属 - イタドリ
     ・ ギシギシ属 - スイバ、ギシギシ、コナギなど
     ・ ソバ属 - ソバ、チャクチリソバ
     ・ イブキトラノオ属 - イブキトラノオ、ハルトラノオ、ムカゴトラノオ
     ・ ミズヒキ属 - ミズヒキ、チャクチリソバ
     ・ オンタデ属 - オンタデ
     ・ ミチヤナギ属 - ミチヤナギ、アキノミチヤナギ
     ・ アイティゴノン属 - アサヒカズラ


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