撮影 2010年4月6日 つくば植物園 撮影 2010年5月18日 つくば植物園



 
ミヤマウグイスカグラ (深山鶯神楽)

学名:Lonicera gracilipes var. glandulosa   スイカズラ科 スイカズラ属(ロニセラ属)

・ 原産地:日本。(日本固有種)。
・ 分布:北海道、本州、四国、九州(日本海側に多い)。
・ 落葉低木。
・ ヤマウグイスカグラの変種として、ウグイスカグラとミヤマウグイスカグラがあります。
  これらの相違点は、下記「見分け方」を参照してください。

・ 花の色はピンク色。
・ 本年枝の葉腋から長さ1〜2cmの花柄を出して、1〜2個の花が下垂する。
・ 花冠は長さ1〜1.5cmの細い漏斗形で、先端は5裂する。
・ 花期は4月〜5月。
・ 果期:5月〜6月。
・ 果実は大きさが1cm〜1.5cmほど。透明感のある赤色をしています。
・ 樹高:2m〜3mほど。
・ 葉は単葉で対生。 葉身は倒卵形または広楕円形。 長さ3〜8cm、幅2〜5.5cm、
・ 葉は対生し、若枝や花柄・果実など、全体に毛と腺毛が多い。
 (腺毛:先端が太くなっている毛)
・ 名前の由来:深い山でこの実に鶯が集まり神楽を踊っているように見えることから。
・ 属名「Lonicera」は、スイカズラ属のこと。
・ 用途:庭植え。

*実は食べられます。
  同属のヒョウタンボクの実に似ていますが、こちらは有毒です。

*ウグイスカグラの仲間の見分け方
 ・ウグイスカグラ:枝や葉が全面無毛(葉の縁には毛のあるものもある)。
 ・ヤマウグイスカグラ:葉や葉柄、花、果柄などに毛があります。
 ・ミヤマウグイスカグラ:葉、花冠、子房、萼、果柄、果実などに腺毛が多い。

*スイカズラ属(ロニセラ属)の主な種類
 ・日本産のスイカズラ
 ・北米産のツキヌキニンドウ
 ・ヨーロッパ産のニオイニンドウ
 ・ヒョウタンボク(別名:キンギンボク)
 ・ウグイスカグラ
 ・ミヤマウグイスカグラ
 など。

趣味の花図鑑トップページ          いきいき自己実現
アクセスカウンター