撮影 2014年2月27日 つくば植物園

  シナマンサク (支那満作)

 英名:Chinese Witch Hazel 学名:Hamamelis mollis  マンサク科 マンサク属

   ・ 中国中部原産の落葉小高木。
   ・ 樹高は6m〜7mほど。
   ・ 葉は大きくて長さ8cm〜16cm。互生。
   ・ 葉の右半分と左半分の大きさが異なります。
   ・ 枯れ葉が花期まで枝に残っています。
   ・ 開花時期は1月〜3月です。
   ・ 花弁は長さ1.5cm〜2.5cmのリボン状。強い香りがあります。
   ・ マンサク類では一番花が大きい。
   ・ 花の色は黄金色で中心部は赤茶色です。
   ・ 果実ははさく果で、直径は1.5cmほど。茶色っぽい毛がたくさん生えています。
   ・ 名前のマンサク(満作)の由来は、「豊年満作」からきたという説と
     早春に真っ先に咲くことから「まず咲く」が訛ったという説と、
     花をたくさんつけるので「満咲く」それが「満作」と名付けられという説があります。
   ・ シナマンサクという名は、中国原産のマンサクという意味。
   ・ 用途:庭木。
   ・ 花言葉:「幸福の再来」


   * 日本に自生するマンサク(満作)との識別ポイント
    ・ 花の咲く時期が早く、香り甘く強い。
    ・ 花の咲く時期に枯れ葉が残っていることが多い。

   * シナマンサクとハマメリス・ベルナリスとの識別のポイント
     (自分では識別出来なかったので、筑波実験植物園に問い合わせました。)
    ・ 花の大きさ:シナマンサクの方が大きい(マンサク属の中で一番大きい花をつける)
    ・ 花の香り  :どちらも芳香があるが、シナマンサクの方が香りが強い。
    ・ 園内(筑波実験植物園)開花期 シナマンサクの方が早い。
      シナマンサク 1月下旬〜
      ハマメリス・ベルナリス 2月上旬〜
    ・ 木の高さ シナマンサクの方が高い。
    ・ そのほか(図鑑より): ハマメリス・ベルナリスは地下で匍匐枝を這わす。

   * マンサク科マンサク属
    マンサクハマメリス・ベルナリス(ハヤザキマンサク)シナマンサク、アメリカマンサクなどがあります。

   * マンサク科でマンサク属でない種類
    ・ トキワマンサク属 :トキワマンサクベニバナトキワマンサクがあります。
    ・ トサミズキ属 : ヒューガミズキがあります。
    ・ フウ属 : フウ(タイワンフウ)やアメリカフウ(モミジバフウ)があります。
    ・ イスノキ属 : イスノキがあります。

 
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