撮影 2015年6月16日 つくば植物園

  トチカガミ (鼈鏡)  別名:

英名:Frogbit  学名:Hydrocharis dubia   トチカガミ科 トチカガミ属

・ 原産地:日本、中国、朝鮮半島、東南アジア、オーストラリア。
・ 本州、四国、九州、沖縄 ・ 中東を除くアジア、オーストラリアにかけて分布する。
・ 平地の池、沼、よどんだ小川、用水路(稀に水田)の水面に群生して生える浮葉植物。
・ 多年草。
・ 準絶滅危惧植物。
・ 花期は7〜10月。雌雄同株、ときに異株。
・ 托葉の葉腋から花茎を垂直にのばし白色の花を上向きに開きます。
・ 3枚の萼片と3枚の花びらを持つ。
・ 花径は雄花、雌花ともに約2.5cm。
・ 花柄は長さ2.5〜8cm、長さ1〜1.3cm。
・ 雌花は二又に分かれた柱頭と、その外側に退化した雄しべが見える。ふくらんだ下位子房を持つ。雄花よりも花柄が太い。
・ 雄花の中心には9〜12本の雄しべと3本の退化した柱頭が見える。
・ 雌花には6個の仮雄しべと6個の雌しべがある。
・ 水中茎が横に伸び、各節から根毛の発達した根と数枚の葉が展開する。
・ 葉柄は長さ4〜20cm。
・ 葉は直径4〜7cmの円心形で、長い柄がある。基部は心形または深く切れ込む。
・ 裏面には気嚢があってふくらむが、葉が混み合って気中に出る場合はこの特徴が顕著ではない。
・ 両面無毛、平滑、表面は緑色で光沢かあり、全縁(ギザギザがない葉)。
・ 裏面は淡黄緑色、光沢はありません。
・ 果実は卵形〜長楕円形で長径5〜9mm、短径5〜7mm。種子は楕円形、長さ約1mm。
・ 秋から冬にかけて、水中茎の先端が長さ2〜4cmの殖芽となり、水底に沈んで越冬する。
・ 名前の由来:漢字で「鼈鏡」、鼈はスッポンの事、光沢のある丸い葉を鏡に見立てて付けられました。
・ 花言葉:「想うはあなた一人」。

* 比較:アサザスイレンオゼコウホネガガブタミツガシワキボウホウキジムシロ

 
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