撮影 2010年9月29日 つくば植物園 | 撮影 2017年7月12日 つくば植物園 |
ウド (独活) 別名:ヤマウド 英名:oudo,udo, spikenard 学名:Aralia cordata ウコギ科 タラノキ属 |
・ 原産地:日本、数少ない日本原産の野菜です。 ・ 北海道・本州・四国・九州 に分布する。 ・ 林の際など日当たりのよい場所か半日陰の傾斜地などに自生する。 ・ 多年草。 ・ 花期は8月初旬〜10月中旬。 ・ 茎先に球形の散形花序(注1)を出し小さな花をたくさんつける。 ・ 花の大きさ:直径約3〜4mm。 ・ 花の色:淡い緑色。 ・ 花以外は全体に短毛が生える。 ・ 葉はまばらに互生し、広くて大きな2回羽状複葉(注2)となる。 ・ 果実は液果(注3)で、径2mmほどの球形で黒紫色に熟す。 ・ 草丈:1m〜3m。 ・ 名前の由来 1.「埋(ウズ)」から転じたもので、土の中の芽を食べることからきている。 2. 茎が生育すると中空となるので宇登呂(ウドロ)と呼ばれそれが省略されウドとなった。 ・ 用途:若葉、つぼみ、芽および茎の部分を食用とする。 ・ 花言葉:「淡白」、「健康美」、「柔軟性」 *「ウドの大木」という慣用句もあるが、木ではなく草本である。 *スーパーなどで見られる白いものは日の当たらない地下で株に土を盛り暗闇の中で栽培したもの。 *用語説明 (注1)散形花序とは 一箇所からたくさん枝が出て、先に一個ずつ花が付き、全体が傘形になるもの。 ヤマボウシ、サクラソウ、ヤツデ、ヒガンバナ、ニラ、など。 (注2)2回羽状複葉とは 葉身が深く裂け、葉脈に達すると、いくつかの部分に分かれてしまう。このような葉を複葉(ふくよう)と呼ぶ。 (それに対して、葉身がひとつながりの葉を単葉(たんよう)という。) 複葉の葉で、分かれている葉身の各部分を小葉(しょうよう)という。 小葉がいくつか並ぶものを羽状複葉(うじょうふくよう)という。 複葉の小葉がさらに複葉になっている場合,2回羽状複葉といいます。 例:ネムノキ、タラノキ、ウドなど。 参照図:「やまぐち総合教育支援サイト」 (注3)液果とは 成熟した時に肉厚で汁気の多い果肉に包まれるもの。 種子の数や内部の構造から核果と真性液果に分類されます。 核果:種子は中心に一個あり、種子の外側に堅い殻(核という)を持つ。 真性液果:種子の外側が特に堅くならないもの。 |
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