撮影 2021年11月5日 近隣

カンノンチク (観音竹)

英名: Broadleaf Lady Palm   学名: Rhapis excels ヤシ科 カンノンチク属(ラピス属)

・ 原産地:中国南部。17世紀半ば(江戸時代)に琉球を経由して持ち込まれた。
・ 常緑低木。
・ ごく稀に花を咲かせる。
・ 葉は羽状複葉で、小葉の形は披針形(笹の葉のような形)をしている。
・ 葉は茎の先端に集まって生じ、長い葉柄の先の葉身は長さ15-25cmほど。
・ 掌状に4〜8片に割れる。葉身には縦ひだがあり、表面に向かって膨らんでいる。
・ 樹高は1〜3m。
・ 用途:鉢植え、観葉植物として室内などに置かれることが多い。
・ 花言葉:「日々の平安」、「スマートな淑女」
・ 誕生花:ー。

* シュロチクとカンノンチクの違い
・ シュロチクは、カンノンチクと比べて、切れ込んだ葉の幅が細く繊細で、成長は遅いが寒さに強い。
・ カンノンチクは、シュロチクに比べて、切れ込んだ葉の幅が太く、成長も比較的早い。
・「シュロチク」よりもさらに葉が細長く、繊細な印象を与える「ウンナン(雲南)シュロチク」があります。

* シュロチクとカンノンチクは、幹の表面が褐色の繊維(古い葉鞘)で覆われています。
  この繊維は、手でむき取ってしまえば、すっきりした見栄えになります。
 こすると、幹は、ツルツルでクリーム色をしており、光が当たると徐々に緑色に変化していきます。

ヤシ科の主な種類の一覧写真
主なヤシ科の植物
   カンノンチク属: カンノンチクシュロチク 
   シュロ属    : シュロトウジュロ
   ココヤシ属  : ココヤシ
   テーブルヤシ属: テーブルヤシ、ヒメテーブルヤシ、キレバテーブルヤシ
   ナツメヤシ属 (フェニックス属):カナリーヤシ、ナツメヤシ、シンノウヤシ
   ピナンガ属  : ピナンガヤシ
   ヒオフォルベ属: トックリヤシ、トックリヤシモドキ
   ブテア属   : ブラジルヤシ
   ショウジョウヤシ属: ショウジョウヤシ、ヒメショウジョウヤシ
   ビロウ属   : オガサワラビロウ 
   サゴヤシ属  : サゴヤシ
   サラカヤシ属  : サラカヤシ
 
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