撮影 2009年6月17日 つくば植物園

  クサフジ (草藤)  別名:

学名:Vicia cracca   マメ科 ソラマメ属

・ 原産地:日本、北半球。
・ 日本では北海道、本州、九州に分布。
・ 山すそ、河原、道端、原野などの日当たりの良い場所に生える。
・ つる状の多年草。
・ 草丈約1.5m。
・ 花期は5月〜7月。
・ 蝶形花を総状花序(注1)に多数咲かせる。
・ 花の色:青紫色。
・ 葉は互生(互い違いにつける)。小葉(注2)は18枚〜26枚。
・ 葉は偶数羽状複葉(注3)。
・ 名前の由来:花がフジに似ていることから。
・ 用途:野草、牧草、路地植え。
・ 花言葉:「私を支えて」 。

*(注1)総状花序とは
  長く伸びた一本の花軸(かじく)に、多数の花柄(かへい)のある花を付ける花序(かじょ)のこと。
  ジギタリス、エビネ、フジ、リョウブ、ヤマゴボウ、ギボウシ、ヒヤシンスなど。

  (下部の花柄ほど長く、半球面や平面をつくる場合は、散房花序(さんぼうかじょ)という。)
  (花柄がない場合は、穂状花序(すいじょうかじょ)という。)

*(注2)小葉(しょうよう)とは
     複葉の葉で、分かれている葉身の各部分を小葉(しょうよう)という。

*(注3)偶数羽状複葉とは
     参照図:「やまぐち総合教育支援サイト」

     葉身が深く裂け、葉脈に達すると、いくつかの部分に分かれてしまう。このような葉を複葉(ふくよう)と呼ぶ。
     小葉がいくつか並ぶものを羽状複葉(うじょうふくよう)という。
 
     例:ネムノキタラノキウドなど。



*ソラマメ属の主な種類
  ツルフジバカマ、
クサフジオオバクサフジ、ソラマメ、ツガルフジ、スズメノエンドウ、
  ヒロハクサフジ、ヨツバハギ、カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)
  オオヤハズエンドウ(ザートウィッケン)、イブキノエンドウ、カスマグサ、ナンテンハギ


 
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