撮影 2021年9月17日 つくば植物園

サゴヤシ 

英名:Sago palm  学名: Metroxylon sagu  ヤシ科 サゴヤシ属(メトロキシロン属)

・ 原産地:マレーシア、インドネシア、フィリピン。
・ マレーシア熱帯低地の淡水の湿地に生える。
・ 常緑高木。
・ 茎は直立している。若いときは茎はごく短くニッパヤシに似ている。
・ 成長すると、高さ7〜15m、直径30〜60cmになる。
・ 葉は長い羽状複葉で,葉柄には長いとげがある。
・ 花は発芽後15年目ぐらいで咲き,一度開花すれば枯死する。
・ 果実は 1cmぐらいの大きさで鱗片におおわれる。
・ 15年目ぐらいで初めて花をつけ、果実になった後その幹は枯れる。
・ 開花直前の、茎に最も多量のデンプンを含む時期に切り倒し、髄を砕いて水洗し、食用のサゴデンプンをとる。
・ 種子は発芽しにくく、収穫までに 10年以上もかかるので大規模な栽培はなく、もっぱら自生品が利用される。
・ 用途:食用、ブドウ糖製造用、または綿糸の糊料などに用いられる。
・ 樹高は7〜10m。
・ 名前の由来:サゴヤシ(マレー語・インドネシア語 sagu、英語 sago + 椰子)。
  樹幹からサゴ(サクサク (食品))という食用デンプンが採れる椰子の意味。
・ 花言葉:ー
・ 誕生花:ー。

* 果実が食用あるいは油脂源とされるもの
 ・ココヤシ、アブラヤシ、ナツメヤシの3種が有名で、熱帯の重要な栽培作物となっている。
 ・サゴヤシ(当ページ)は幹からデンプンが採取される。
 ・サラカヤシは果実が果物になる。

*デンプンをとる目的で栽培される作物。
 ・イネトウモロコシ、モロコシ(種子から)
 ・ジャガイモ、サツマイモ、キャッサバなどは(地下茎や根から)
 ・サゴヤシは(幹から)、
 ・ソテツ科植物は(種子、茎、根、葉などから)
*栽培しないが、デンプンをとる植物
 カタクリクズ(葛)など。

主なヤシ科の植物




 
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