撮影 2012年5月30日 つくば植物園撮影 2010年9月29日 つくば植物園

  ガマズミ (莢+くさがんむりに迷) 別名:

学名:Viburnum dilatatum Thunb.   レンブクソウ科(旧スイカズラ科) ガマズミ属

 ・ 原産地:日本。
 ・ 北海道、本州、四国、九州に自然分布。
 ・ 日当たりの良い山野に、普通に生える。林縁などにも多い。
 ・ 高さ2m〜4mの落葉低木。
 ・ 花期は5月〜6月。
 ・ 小さな白い花が集まって咲く散房花序は枝の先に半球状になって咲きます。
 ・ 若い枝は星状毛や腺点があってざらざらで、灰緑色。古くなると、灰黒色になる。
 ・ 葉は対生。長さ6cm〜15cm、幅は3cm〜13cmで、広卵形〜円形。
 ・ 葉の基部(付け根)は広いくさび形〜やや心形で、浅い鋸歯がある。
 ・ 表面は脈上にだけ毛があるが、裏面では腺点や星状毛(放射状に伸びる毛)などが多い。
 ・ 葉柄は長さ1〜2.5cmで、毛が多い。コバノガマズミに見られる托葉(たくよう)はない。
 ・ 秋も深まると、実に遅れて葉も赤くなる。
 ・ 果実は長さ約5mm〜6mmのやや扁平な卵状楕円形の核果(注)。9月〜11月に赤く熟す。
 ・ 名前の由来:諸説あり、その一つに木が折れにくく鎌の柄に利用され酸っぱい実がなることからというのもある。
 ・ 用途: 庭木、器具材、杖。実は酸っぱいが食べられる。民間で疲労回復の薬用酒。
 ・ 花言葉;「私を無視しないで」 「愛は強し」 「結合」
 ・ 11月24日の誕生花。

 (注)核果:梅・桃などのように、外果皮は薄く、中果皮が多肉で、水気が多く、内果皮が硬化して核をなす果実。

 *ガマズミとコバノガマズミの見分け方
  コバノガマズミは、ガマズミより葉が小さく細長い。
  コバノガマズミの葉は先端が短く鋭尖頭、ガマズミは鈍頭または鋭尖頭。
  コバノガマズミの葉柄はあ長さ1〜4mmと短く、付け根に托葉がある。ガマズミの葉丙は1〜2cmあり、基部に托葉はない。

 *ガマズミ属の主な仲間
  ゴマギガマズミコバノガマズミサンゴジュヤブデマリオオデマリハクサンボク
  セイヨウカンボク、チョウジガマズミ、オオチョウジガマズミ、ヒロハガマズミ、ミヤマガマズミ、ヤマシグレ
  アメリカカンボク、オオカメノキ、オオシマガマズミ、オトコヨウゾメ、カンボク

 
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