撮影 2010年5月18日 つくば植物園撮影 2011年9月30日 つくば植物園

  ハクサンボク (白山木) 別名:イセビ

学名:Viburnum japonicum (Thunb. ex Murray) Spreng.   レンブクソウ科(旧スイカズラ科) ガマズミ属

 ・ 原産地:日本、台湾。
 ・ 本州(伊豆半島・伊豆諸島・愛知県・山口県)・九州・琉球・小笠原に自然分布。
 ・ 海岸から標高500m〜800mの暖温帯林に生える。
 ・ 高さ1.5m〜6mの常緑低木または小高木。
 ・ 花期は5月。
 ・ 小さな白い花が集まって咲く散房花序は枝の先に1〜2対の葉とともにつき、平頂で径6cm〜15cmである。
 ・ 花の大きさは直径1cmほど。
 ・ 樹皮は灰黒色
 ・ 葉は対生。長さ20cmほどの大きな葉で、ひし状倒卵形またはひし状卵形。
 ・ 葉は革質で、先端は鋭尖頭か鋭頭、基部は広いくさび形。
 ・ 葉の縁は上部にのみ粗い鋸歯があり、表面は暗褐色、なめらかで光沢がある。
 ・ 果期は10月〜11月。
 ・ 果実は長さ約8mmの楕円形の核果(注)。赤く熟す。
 ・ 名前の由来:定かではないが、石川・岐阜県境の白山に生えると誤認されたという説がある。
 ・ 用途: 庭木。赤い実は葉と共に生け花。
 ・ 花言葉;「忠実」

 (注)核果:梅・桃などのように、外果皮は薄く、中果皮が多肉で、水気が多く、内果皮が硬化して核をなす果実。

 *ガマズミとハクサンボクの見分け方
  ハクサンポクの葉はピカピカに光っている。ガマズミは葉の表面に短毛が密生するので光沢がない。
  ハクサンボクの葉は中央部が最も幅広く、ガマズミは先のほうが幅広い。
  ハクサンボクは常緑。ガマズミは落葉します。

 *ガマズミ属の主な仲間
  ゴマギガマズミコバノガマズミオニコバノガマズミサンゴジュヤブデマリオオデマリハクサンボク
  セイヨウカンボク、チョウジガマズミ、オオチョウジガマズミ、ヒロハガマズミ、ミヤマガマズミ、ヤマシグレ
  アメリカカンボク、オオカメノキ、オオシマガマズミ、オトコヨウゾメ、カンボク

 
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