撮影 2010年5月3日 つくば植物園撮影 2010年11月2日 つくば植物園

  コバノガマズミ (小葉莢+くさがんむりに迷) 別名:

学名:Viburnum erosum Thunb. ex Murray   レンブクソウ科(旧スイカズラ科) ガマズミ属

・ 原産地:日本固有種。
・ 本州(関東地方以西の太平洋側)・四国・九州に自然分布。
・ 標高50m〜1300mの丘陵地や山地に生える。
・ 高さ2m〜4mの落葉低木。
・ 花期は4月〜5月。
・ 小さな白い花が集まって咲く散房花序は枝の先に1〜2対の葉とともにつき、平頂で径4cmほどである。
・ 花の大きさは直径5mmほど。
・ 枝の色は灰色を帯びた紫褐色。
・ 葉は対生。長さ4cm〜10cm、幅は2cm〜4cmで、卵状楕円形または倒卵形。
・ 葉の表面は緑色、裏面は白みを帯びた緑色。光沢はない。
・ 葉の縁は粗い鋸歯があり、表裏とも星状毛(放射状に伸びる毛)がある。ビロードのような手触り。
・ 葉の付け根に小さな葉の名残のような托葉(たくよう)を有する。
・ 果期は9月〜10月。
・ 果実は長さ約5mm〜8mmのほぼ球形の核果(注)。9月〜10月に赤く熟す。
・ 名前の由来:ガマズミより葉が小さいことから。
・ 用途: 実は酸っぱいが食べられる。民間で疲労回復の薬用酒。
・ 花言葉;「私を無視しないで」 「愛は強し」 「結合」
・ 11月24日&6月22日の誕生花。

 (注)核果:梅・桃などのように、外果皮は薄く、中果皮が多肉で、水気が多く、内果皮が硬化して核をなす果実。

 *ガマズミとコバノガマズミの見分け方
  コバノガマズミは、ガマズミより葉が小さく細長い。
  コバノガマズミの葉は先端が短く鋭尖頭、ガマズミは鈍頭または鋭尖頭。
  コバノガマズミの葉柄はあ長さ1〜4mmと短く、付け根に托葉がある。ガマズミの葉丙は1〜2cmあり、基部に托葉はない。

 *ガマズミ属の主な仲間
  ゴマギガマズミコバノガマズミサンゴジュヤブデマリオオデマリハクサンボク
  セイヨウカンボク、チョウジガマズミ、オオチョウジガマズミ、ヒロハガマズミ、ミヤマガマズミ、ヤマシグレ
  アメリカカンボク、オオカメノキ、オオシマガマズミ、オトコヨウゾメ、カンボク

 
趣味の花図鑑トップページ          いきいき自己実現

アクセスカウンター