撮影:2015年7月10日 つくば植物園 |
ハチジョウショウマ (八丈升麻) 別名: 英名: 学名:Astilbe thunbergii var. hachijoensis ユキノシタ科 チダケサシ属 |
・ 原産地:日本固有種。 ・ 分布:八丈島 。 ・ 八丈島の山地に生える多年草。 ・ 茎先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、小さな白い花をたくさんつける。 ・ それぞれの花は、花弁が5枚。 ・ 花弁は白色。 ・ 花径(花の直径)は、4〜6mmほど。 ・ 花期 6月中旬〜7月下旬。 ・ 草丈は、30cm〜80cmほど。 ・ 根際から生える葉は4回3出複葉(4回葉軸が枝分かれしてその先に3枚の小さい葉をつける)。 ・ 小葉の形は楕円形で、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。 葉の表面には艶がある。 ・ 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。 ・ 名前の由来は、八丈島に生えるショウマということから。 ・ 属名の Astilbe はギリシャ語の「a(無)+stilbe(光沢)」からきている。 この属の1種の葉がヤマブキショウマ属と比べて艶がないということで名づけられた。 ・ 種小名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物を研究した「ツンベルクさんの」という意味である。 ・ 変種名の hachijoensis は「八丈島の」という意味である。 ・ 用途:鉢植え、庭植え。 ・ 花言葉:― * ショウマと名の付く植物 ・アカショウマ、トリアシショウマ、レンゲショウマ、キレンゲショウマ、アワモリショウマ、 サラシナショウマ、ハチジョウショウマ、ヤマブキショウマ、シマヤマブキショウマ、ハチジョウヤマブキショウマ、オオバショウマ * ユキノシタ科チダケサシ属に属するもの トリアシショウマ、アワモリショウマ、ハチジョウショウマ、アカショウマ、チダケサシ * キンポウゲ科サラシナショウマ属に属するもの サラシナショウマ、イヌショウマ、レンゲショウマ、オオバショウマ * バラ科ヤマブキショウマ属に属するもの ヤマブキショウマ、シマヤマブキショウマ、ハチジョウヤマブキショウマ * 似たのものとの違い、見分け方 ・ 同属のアカショウマは、チダケサシの花序によく似ていますが花序の一番下で枝分かれした花茎が長いこと、 下向きに湾曲することがほとんどであること、また葉先が尾状になっていることで区別できます。 ・ 同属のトリアシショウマは花序が枝分かれした後さらに枝分かれすること、また、葉先も尾状に伸びていることで区別できます。 ・ キンポウゲ科のサラシナショウマやイヌショウマも花茎がほとんど枝分かれしないことで区別できます。 ・ バラ科のヤマブキショウマは、枝分かれした花序の全ての長さがほとんど同じで、円錐塔状でなく放射状に見えることで区別できます。 |
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