撮影 2015年5月15日 つくば植物園 |
ナワシロイチゴ (苗代苺) 別名:サツキイチゴ、アシクダシ 英名: 学名:Rubus parvifolius バラ科 キイチゴ属 |
・ 原産地および分布:日本全国、中国、台湾、朝鮮半島。 ・ 日当たりの良い草地に生える。 ・ 草本のように見えるが、落葉小低木です。 ・ 木本ですが、這性で、立ち上がることなく、他の植物の上に覆い被さりながら生育する。 ・ 花は短く立ち上がる枝の先に散房状につき、紅紫色で、上向きに咲かせる。 ・ 花の直径は7mmほどと小さい。 ・ 萼(がく)、花弁ともに5枚で、萼は平開するが花弁はほとんど開かず、雄しべ雌しべの先だけが見える。 ・ 萼、花軸、花柄には、毛と刺が密生する。 ・ 花期は5月〜6月。 ・ 果実は、直径約1cmほどの球形の集合果で7〜9月に鮮やかな赤色に熟す。 ・ 葉は奇数羽状複葉で、花枝には3小葉、徒長枝には5小葉がつく。 ・ 頂小葉は卵形または長楕円状卵形、側小葉は卵形、先はとがり、縁には細かい重鋸歯がある。 ・ 樹高:20〜30cm 茎長(蔓長):50〜100cm ・ 用途:果実は甘く酸味が強いのでジャムなどにします。 ・ 名前の由来:苗代の頃に赤い実が熟すことから。 *「いちご」と呼ばれるのは普通はオランダイチゴ属のオランダイチゴをさす。 * 広義には、キイチゴ属を含める。 * キイチゴ属には、ラズベリー、ブラックベリー、クサイチゴ、ナワシロイチゴ、 モミジイチゴ、ナガバモミジイチゴ、ニガイチゴ、カジイチゴ、フユイチゴなど。 * ヘビイチゴなどのヘビイチゴ属は新しい分類ではキジムシロ属に変更されました。 |
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