ユリ属の種類 (参考文献 wikipedia) [亜属による分類] ・ヤマユリ亜属 - ヤマユリ、ハカタユリ、ササユリ、タモトユリ、オトメユリ、カノコユリ、サクユリ など ・テッポウユリ亜属 - タカサゴユリ、テッポウユリ、リーガルリリー など ・Liriotypus - ニワシロユリ(マドンナリリー) など ・カノコユリ亜属 - タケシマユリ、マルタゴンリリー、クルマユリ など ・スカシユリ亜属(Pseudolirion) - スカシユリ、エゾスカシユリ など ・Sinomartagon - マツバユリ、ヒメユリ、ノヒメユリ、キカノコユリ、オニユリ、コオニユリ、オウゴンオニユリ、イトハユリ など [園芸分類] 1964年に英国王立園芸協会によって定められたに基づくと、次のように分類される。 ・オリエンタル・ハイブリッド:日本原産のヤマユリやカノコユリ、タモトユリを交配種としたもの。「カサブランカ」が有名である。 特徴:日蔭を好む。草丈が高く、芳香があり、大輪の優雅な花を咲かせる。アジアティック・ハイブリッドほど丈夫ではない。 ・アジアティック・ハイブリッド: 日本を含むアジア原産のユリを中心に交配された品種群でエゾスカシユリ、イワトユリ、ヒメユリ、イトハユリ、マツバユリ、オニユリなどを親とする。 エンチャントメント、コネチカットキングなどがある。 特徴:草丈が低く、香りも少なく、花径も小さいが、病気に強く丈夫で花色が豊富で色彩が鮮やか。 ・ロンギフローラム・ハイブリッド: タカサゴユリや日本原産のテッポウユリなどをもとに作られた品種群で、この2種の交雑種は新テッポウユリと呼ばれている。 ・マルタゴン・ハイブリッド: マルタゴンリリー、タケシマユリ、クルマユリなどを親とした品種群。 日本では一般的でない。 ・トランペット・ハイブリッド: 中国原産のキカノコユリ、リーガルリリー、ハカタユリなどを中心とした品種群。 ・その他の交配種群:組織培養などの技術により LAハイブリッド(ロンギフローラム・ハイブリッドとアジアティック・ハイブリッド)、 LOハイブリッド(ロンギフローラム・ハイブリッドとオリエンタル・ハイブリッド)、 TOハイブリッド(トランペット・ハイブリッドとオリエンタル・ハイブリッド)など。 ユリ科には属するがユリ属には属さないもの 「ユリ」という名を冠してはいるがユリ属には属さず、系統の遠いものも含まれる。 ウバユリ (ウバユリ属) クロユリ (バイモ属) アミガサユリ (バイモ属) チゴユリ (チゴユリ属) ナルコユリ (ナルコユリ属) [ユリという名前が付くがユリ科に属さないもの] トラユリ (アヤメ科 チグリジア属) ユキゲユリ(チオノドクサ、キオノドクサ) (ヒアシンス科 ユキゲユリ属) ・日本では、ヤマユリ、コオニユリ、オニユリの3種がその鱗茎(ユリ根)を食用とするため栽培されている。茶碗蒸しなど。 ・美女の形容として「立てば芍薬、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花」がある。 |